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大麦を利用したリビングマルチによる害虫抑制効果(PDF:200KB)
園芸環境部 虫害チーム TEL:022-383-8246
施設園芸では,天敵類を活用した生物農薬や各種物理的防除手段など,化学合成農薬だけに頼らない総合的病害虫管理技術(IPM)が拡大しています。しかし,露地園芸では化学合成農薬の代替手段が不足しており,IPMの普及は進んでいないのが現状です。
リビングマルチとは,主として栽培する作物の生育中に地表を覆うように同時に生育させる別の植物を指します。リビングマルチには雑草抑制や土壌水分維持などの効果が知られていますが,最近では害虫の密度を抑制する効果も明らかになりつつあります。
ここでは,大麦をリビングマルチとして利用した場合のタマネギとキャベツでの害虫抑制効果について紹介します。
図1 タマネギ栽培におけるリビングマルチ利用状況
図2 リビングマルチ(LM)によるネギアザミウマ幼虫の抑制効果
図3 リビングマルチ(LM)によるモンシロチョウ産卵抑制効果
より詳しい内容は「普及に移す技術」
第93号(平成30年発行)「大麦リビングマルチを利用した春まきタマネギのIPM体系」,「大麦リビングマルチを利用したキャベツのIPM体系」をご覧ください。
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