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園芸栽培部 野菜チーム TEL:022-383-8132
宮城県におけるイチゴ栽培品種は,「もういっこ」と「とちおとめ」が主力となっています。「とちおとめ」は「もういっこ」より収量がやや少なく,「もういっこ」は開花時期が「とちおとめ」より遅く年内収量が少ないそれぞれの特徴があります。そこで,「とちおとめ」と同程度以上の早生性をもち,多収で高品質なイチゴ品種の育成を進めてきた結果,新品種「にこにこベリー」を開発したので紹介します。
育成経過
平成17年に「もういっこ」と「とちおとめ」を交配したものの中から,優れた系統を選抜。現地試験でも良好な成績であったため,平成29年3月に品種登録出願しました。
品種特性
図1 「にこにこベリー」の果実
表1 「にこにこベリー」に適した作型(参考例)
高設養液栽培に適する品種です。また,炭酸ガス施用や温湿度制御等により収量が高まることを確認しています。「にこにこベリー」の親株は,平成30年度から県内生産者に提供を開始する予定です。
より詳しい内容は「普及に移す技術」第93号(平成30年発行)「収量および果形に優れ年内収穫可能なイチゴ新品種「にこにこベリー」をご覧ください。
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