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9月13日21時に日本の南海上で発生した台風15号は,北に進んだ後西に向きを変え,16日にかけて大東島地方に向かって進みました。
台風は,南大東島の西海上を反時計回りに円を描くようにゆっくり動いた後,19日21時には最大風速が35m/sの強い台風となって奄美群島の南東海上を北東に進み,20日21時には中心気圧が940hPa,最大風速が50m/sの非常に強い台風となりました。
台風は,速度を速めつつ四国の南海上から紀伊半島に接近した後,21日14時頃に静岡県浜松市付近に上陸し,強い勢力を保ったまま東海地方から関東地方,そして東北地方を北東に進んだ。その後台風は,21日夜遅くに福島県沖に進み,宮城県に最接近し,22日朝に北海道の南東海上に進み,同日15時に千島近海で温帯低気圧となりました。
降り始め(20日0時)からの総雨量は石巻市で302.0ミリ,石巻雄勝で532ミリ,女川で452ミリ,名取で332.0ミリ(気象庁データ)となるなど記録的な大雨となりました。
宮城県内では,県中央南部地域及び石巻地域の降雨量が多い傾向を示しており,特に石巻では日雨量227ミリ,2日雨量229ミリ,また雄勝では日雨量431ミリ,2日雨量531ミリとともに観測史上(明治20年以降)最大を記録(全て1/500以上の降雨確率)し,未曾有の水害となりました。なお,時間雨量では,女川で75ミリを記録しました(21日22時)。また,比較的長時間降雨が継続する傾向でありました。
宮城県を襲った台風15号の影響により,一級河川新川(阿武隈川水系),二級河川七北田川及び二級河川女川などにおいて越水や決壊が発生しました。このため,県中南部や県東部地域などを中心に,河川及び道路等の公共土木施設,住宅及び農地などに甚大な被害をもたらしました。
また,台風15号に関連した避難指示や避難勧告(自主避難を含む)は,県内6市9町であり、避難した世帯数は,県内合計15,610世帯に及びました(危機対策課まとめH23.9.26.14時00分現在)。
女川 浸水状況(1)
女川 浸水状況(2)
新川 決壊状況
新川 応急工事完了状況
真野川 越水状況
真野川 応急工事完了状況
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