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静物画の秘密展

ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展 特別出品 ベラスケス《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》日本初出品

展覧会概要
会期: 2008年10月7日(火曜日)–12月14日(日曜日)
休館: 月曜日 ただし、10月13日、11月3日、11月24日は開館、
10月14日(火曜日)、11月4日(火曜日)、11月25日(火曜日)は休館
料金: 一般1200円(1100円)、高校・大学生800円(700円)、小・中学生500円(400円)
( )は20名以上の団体料金
前売: 一般1000円(2008年8月1日から10月6日まで発売)
前売券発売場所=JR東日本みどりの窓口・びゅうプラザ、藤崎、三越仙台店、さくら野仙台店、みやぎ生協共同購入部、ローソンチケット(Lコード28455)、チケットぴあ(Pコード688-303)、県庁内売店、県合同庁舎内売店、ミヤギテレビ事業局(Tel.022-215-7700、http://www.mmt-tv.co.jp/wien/)

ウィーン美術史美術館は、ヨーロッパ最大の貴族ハプスブルク家のコレクションを一堂に集め、1891年に開館しました。その収蔵品には、一族の栄華と審美眼を反映して、古代、中世の美術品などのほかルネサンスからバロック絵画の名品が数多く含まれます。
本展覧会では、ヨーロッパを代表する美術館のひとつである美術史美術館のコレクションによって、西洋絵画の一大ジャンルを成す静物画の魅力を紹介します。
静物は、風俗画をはじめ、四季図や宗教画など様々な絵画に表されてきましたが、16世紀前後から、独立した主題として描かれるようになりました。輝くような美しさをほこると同時にはかなさも予感させる果実や花々、華麗豪華な調度類や不気味な髑髏など、16~18世紀ヨーロッパの油彩画に表された静物をとおして、絵画の多彩な秘密に迫ります。
主な作品には、ルーベンスやヤン・ブリューゲル(父)、ヤン・ステーンといったオランダ・フランドルを代表する画家たちの作品のほか、同館の全面的な協力により、スペインの巨匠ベラスケスの代表作《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》が出品されることとなりました。マルガリータ王女を描いたシリーズの中でも最初に描かれた本作品は、その最も愛らしい姿をとらえた、ベラスケスの絵画の魅力が存分に発揮された一点であり、日本初公開となります。

関連事業

講演会:「聖と俗のあいだ―オランダ美術の魅力」

概要
講師: 尾崎彰宏(東北大学教授)
日時: 2008年10月26日(日曜日)午後2時–
会場: アートホール
料金: 無料
お申込み: 不要

講演会:「ハプスブルク宮廷文化の精華―ウィーン美術史美術館の全貌」

概要
講師: 佐藤勝則(東北大学教授)
日時: 2008年12月7日(日曜日)午後2時–
会場: アートホール
料金: 無料
お申込み: 不要

ロビーコンサート:「~音楽の都ウィーン~宮廷文化の華、音の彩り」

概要
出演者: 田原 さえ(チェンバロ)、飯塚 大(バロックヴァイオリン) 、市瀬 陽子(バロックダンス)、
広瀬 奈緒(ソプラノ)、宇治川朝政(リコーダー)、福間 彩(チェンバロ)、
広瀬 妙子(バロックヴァイオリン)、桜井 孝夫(ヴィオラ・ダ・ガンバ) ほか
日時: 2008年10月18日(土曜日)「透き通る歌声にのせて」
  2008年11月8日(土曜日)「魅惑のバロックダンス」
  2008年11月22日(土曜日)「リコーダー~癒しの音色~」
  各回とも、午後3時30分~午後4時30分
会場: 各回ともエントランスホール
料金: 各回とも無料
お申込み: 不要

まちなか美術講座:「『ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展』鑑賞の手引き」

概要
講師: 当館学芸員
日時: 2008年10月12日(日曜日)午後1時–午後2時30分
会場: 東北工業大学一番町ロビー4Fホール
料金: 無料
お申込み: 不要

展示解説

概要
講師: 当館学芸員
日時: 2008年10月11日(土曜日)午後2時–
  2008年11月1日(土曜日)午後2時–
  2008年11月15日(土曜日)午後2時–
  2008年11月29日(土曜日)午後2時–
会場: 2F展示室入口に集合
お申込み: お申込みは不要ですが、「ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展」の観覧券が必要です。

ワークショップ:「絵を描く人のための“静物画の秘密”」

概要
講師: 当館学芸員
日時: 2008年10月19日(日曜日)午後2時~午後4時
  2008年11月16日(日曜日)午後2時~午後4時
会場: 創作室2
お申込み: 創作室へ直接、もしくは電話(022-221-2114)でお申込ください。
参加者: 高校生以上。各回とも20人。
付記: 2回とも同じ内容です。
  特別の用具、持ち物はいりません。

ディエゴ・ベラスケス 《薔薇色の衣装のマルガリータ王女》

ディエゴ・ベラスケス
《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》
1653-54年頃
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

ペーテル・パウル・ルーベンス 《チモーネとエフィジェニア》

ペーテル・パウル・ルーベンス
《チモーネとエフィジェニア》
1617年頃
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

ヤン・ブリューゲル(父) 《青い花瓶の花束》

ヤン・ブリューゲル(父)
《青い花瓶の花束》
1608年頃
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

ヤン・ステーン 《逆さまの世界》

ヤン・ステーン
《逆さまの世界》
1663年
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

コルネーリス・デ・ヘーム 《朝食図》

コルネーリス・デ・ヘーム
《朝食図》
1660-69年頃
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

アントニオ・デ・ペレダ 《静物:虚栄》

アントニオ・デ・ペレダ
《静物:虚栄》
1634年頃
©Kunsthistorisches Museum Wien,Gemäldegalerie, Vienna

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