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私たちの生活は、「車社会」の進展とともに、利便性が向上し、経済的にも豊かさを増したが、一方で、被害者、加害者がともに大きな犠牲を払う悲惨な交通事故、中でも一人一人の取組によって防止できるはずの飲酒運転による交通事故は依然として後を絶たない状況にある。
このような中、平成17年5月22日には、飲酒運転により、学校行事に参加中の高校生の尊い命が奪われる交通死傷事故が発生し、県民に大きな衝撃と深い悲しみをもたらした。
飲酒運転の根絶は、県民すべての願いである。
車を運転する者は、飲酒運転が引き起こす事故の重大性、一瞬にして人命を奪う車の危険性を十分に認識し、最大限の注意を払って安全運転を実践しなければならない。また、車を運転しない者も、家族や友人を加害者とさせないよう、飲酒運転をさせない環境を地域社会とともにつくり上げる必要がある。
宮城県議会は、ここに、「飲酒運転の根絶」を宣言し、議員みずからが己を厳しく律し、「飲酒運転は犯罪」との意識のもと、「飲酒運転をしない・させない」という強い意志を持って、県民とともに飲酒運転の根絶に向けて取り組むことを決意する。
右、決議する。
平成19年10月12日
宮城県議会
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