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このページは電気科での実習や授業のようすなどを紹介しています。
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電気機器制御実習の応用として、今年は「電気自動車」を製作しています。
学生には「電気は目に見えず難しい」というイメージがあるようで、電気を活用した身近な製品作りを通して、試行錯誤しながら電気の楽しさを知ってもらいたいというのがコンセプトです。
現在、乗車して試走できるまで製作が進んでいます。
みんなで整備しています。「まず、ちょしてみっぺし!」 | |
細かい調整が続く 「なじょしたらいがんべな?」 |
後部にバッテリーを搭載 |
モータとスプロケットが接続 |
モータの試運転 |
仙台校機械エンジニア科製作 |
ブレーキのオイルを注入 |
タイヤをシャフトに接続 「ちゃんと締めないとごっしゃぐぞ!」 |
塗装もしました 「電気科は塗装もすんだな。」 |
電気機器制御実習として電動機(モーター)を制御する回路を製作しました。内容は技能検定3級程度です。
下地となる機器取付板に墨出し、穴あけ、バリ取りを行い、制御機器を取り付けます。そのあと、電線に端子をつけて配線・整線し、導通試験を行って実際にモーターを動作させました。今回製作した回路は、制御盤に製品として組み上げた場合、一人10~20万円くらいの商品になります。
作業工程は、11月に柴田町にある古川工業株式会社で見学をさせて頂いてますので、完成までのイメージをもって作業に臨めました。古川工業株式会社の皆さん、ありがとうございます。
製作はやや時間は掛かりましたが、完成度は上々でした。
機器取付板に穴あけ作業 | 電流計用の穴あけ作業 |
配線作業 | 整線作業 |
モータに配線を取り付け | 動作試験中 |
電気科では、12月10日に行われる第一種電気工事士技能試験対策に向けて全員合格を目指して頑張っています。今回はその合間に、「小水力発電所」と「修了生が施工管理する工事現場」の見学に行ってきましたので紹介します。
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仙台市泉区の現場見学
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大崎高技専の修了生が現場監督をしている工事現場を見学しました。
仙台市泉区の市所有の施設で、電気関係だけでも数千万円規模の大規模改修工事です。
現場の状況は、電気の配線・配管作業がほぼ完了し、天井や器具類が取り付けられる直前の工程でした。
壁や天井の中にある電線が露出していたのでナイスタイミングで見学できました。
初めて見る大規模な工事現場に、学生たちは圧倒された様子でしたが、「現場を見ることができてよかった」という声が聞こえました。
見学する工程の説明 | 現場の入り口 |
現場内での説明(照明の設置方法など) | 6600Vを100Vにする受電設備 |
外階段を移動中 | 現場と図面との確認作業 |
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小水力発電所見学
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続いて、大崎市岩出山にある「内川松沢小水力発電所」の見学に行きました。今年稼働した新しい水力発電所です。
この施設は、明治42年に建設され、大正10年まで水力発電所として稼働していました。その後、使われていない状態となっていましたが、約100年の時を経て再建設され、農業用水を活用して常時50KW程度の電気を発電しています。
雨が降る中でしたが、大崎土地改良区の担当の方が丁寧に分かりやすく説明をして頂き、とても勉強になりました。
発電所責任者様のあいさつ | 発電所の構造説明 |
水の流れ確認 | 明治時代に作られた水門 |
発電した電気を売電する装置 | 移動中に虹が見えました |
だんだんと寒くなってきました。
秋が深まり、山も色づき始めましたね。
電気科では、12月に木の家づくり科が製作した模擬家屋にケーブル工事を行う予定です。その練習も兼ねまして、分電盤や電力量計を含んだケーブル工事を行いました。
電気を建物に引き込み、分電盤から各部屋に電気を送ることを想定して、回路構成をしています。
どの回路も電気を送電する前に、絶縁抵抗計で絶縁状態を確認しブレーカーを投入しました。
分電盤に電線を接続 | 作業全景 |
コンセントの工事中 | 導通試験中 |
点灯試験中 |
電気自動車にモーターを接続 (授業準備) |
ジャパンリニューアブルエナジー(株)、東北電力(株)さまのご協力のもと風力発電設備と水力発電設備を見学しました。
風力発電設備は、加美富士(薬莱山)の奥にある、加美風力発電所です。完成して稼働している風車と建設中の風車、風力発電設備専用の変電所を見学しました。
風力発電機の中には、頂上まで繋がる長~い梯子とエレベーターが設置されていました。大規模工事を見学してみんな圧倒されたようすでした。学生からは、「本物はスケールが違う」、「こんなに大きいとは思わなかった」という感想が聞かれました。
午後は、鳴子の水力発電所を見学しました。
鳴子の水力発電所は昭和32年に稼働を開始した歴史ある設備です。
発電所の中には、内部を分かりやすく説明したパネルが多数展示されており、とても分かりやすかったです。
また、鳴子ダムから常時引いてきている水で発電機を動かしているのですがどうさしている状態を目の前で見ることができました。発電機を動かす軸は直径50cmくらいの鉄の芯で、動作している音はものすごい重低音でした。
昼は、伊達な道の駅で昼食をとりました。おさるランドのMIKAさんとYOU君のイベントがやっていました。おさるさんの賢い演技に魅了されました。
風力発電所にて | 風力発電設備 |
風力発電所現地説明 | 鳴子水力発電所 |
移動中のバス | 岩出山の道の駅 |
長い夏休みが終わり、二学期の授業が始まりました。
お盆が過ぎても今年は本当に暑いですね。
早く涼しくなってもらいたいものです。
二学期に入り電気科の実習は金属管配線の項目に入りました。
この実習は、金属製の管をミリ単位の精度で曲げたり、切断したりする技術が必要になります。たくさん失敗し、試行錯誤しながら工法を習得していきます。
屋外は暑いですが、実習場はスポットクーラーとミスト噴霧で環境を整えていますよ!
金属管を曲げています |
金属管にねじ切りをしています |
ダクターを用いて取り付けています | スポットクーラー涼しい~★ |
一学期の終盤はケーブル工事実習が主な実技作業となります。
図面と睨めっこしながら、作業板に器具と電線を取り付けていきます。
ナイフを使うときは慎重に、長いケーブルを取り付けるときは豪快に作業を進めていきます。
1つの課題を完成させるのに2~3日かかりますので、課題が完成し仕様のとおりに動作が確認できると、学生から喜びの声があがりました
いよいよ電柱に登る日が来ました。電柱に登るためには、落下防止用の安全対策を講じる必要があります。
そのため、「フルハーネス特別教育」を実施しました。
写真は特別教育のようすです。
実際にフルハーネスを装着して落下した場合、どれくらい体に負荷がかかるかを体験しました。フルハーネスは、自動車のシートベルトのような素材で帯状にできており、落下時はその帯が体を支えてくれます。落下距離はわずか20cm程度ですが、実際に宙吊りになるとフルハーネスの大切さが実感できます。
電気工事ではたくさんの工具を使用しますが、
今回は「ノックアウトパンチ」の使い方を練習しました。
ノックアウトパンチとは、配電盤やプルボックスなどの鉄板に電線管やメーター取付け用の丸穴加工をおこなう工具です。
当校にあるものは、直径80mmまでの正円を数秒で開けることができます。しかもこの工具は、加工時に音がでません!
学生からは「こんなに簡単に穴があくのか!!」と驚きの声が聞こえました。
入学式から3週間が過ぎ、少しずつ学校生活にも慣れてきた頃でしょうか。
電気科の実習では「電工ナイフの使い方」と「電線同士の接続」の作業を行いました。
電線の被覆をむき、決められた方法で電線同士を接続します。
これらの接続方法は、古典的ですが、規定上まだ有効な方法です。
通常、電線同士を接続するには専用の器具が必要ですが、この方法は電線のみで接続ができるため、一時的に電気を送る際などに覚えておくと便利です。
接続方法のいろいろ | 接続方法の説明 |
接続方法の説明 | 電線のむき方練習 |
電線同士の接続練習 | 電線同士の接続練習 |
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