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宮城県では薬剤師確保において、「薬剤師数の不足」と「薬剤師の偏在」が課題となっています。
令和4年度における宮城県と全国の人口10万人あたりの薬剤師数を比較すると、宮城県は244.3人に対し、全国では259.1人と10人以上の開きがあります。
さらに、宮城県の中でも、仙台市に比べて他の地域は少なく、都市部に薬剤師が集中している「地域偏在」が見られます。また、薬局薬剤師に比べて病院薬剤師が少ない「業態偏在」も問題となっています。以上より、仙台市以外の地域の病院薬剤師の不足は深刻であり、その確保は困難を極めています。
このことから、県では「薬学生修学資金貸付事業」を実施することとしました。
本事業は、薬剤師が不足している地域の医療機関において将来薬剤師として業務に従事しようとする者に対し修学資金を貸し付けることにより、県内の医療機関における薬剤師を確保し、もって医療提供体制の整備を図ることを目的としています。
貸付対象者 | 薬剤師不足地域内の医療機関への勤務意思を有する薬学生 | |
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就学先 |
東北医科薬科大学 (地域支援制度(外部サイトへリンク)により入学) |
東北大学 (薬学部薬学科へ進学) |
定員 | 各学年4名程度 | 各学年1名程度 |
貸付期間 |
6年間 (大学1学年4月~大学6学年3月) |
3年間 (大学4学年4月~大学6学年3月) |
貸付金額 | 月額5万円(6年計360万円)※ | 月額5万円(3年計180万円) |
返済額 | 貸付金額+貸付金額×利息(年10%) | |
返済免除要件 |
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勤務先 | 必要従事期間中の勤務先は、指定医療機関に限ります。 |
※東北医科薬科大学については、大学の奨学金制度(月額5万円(6年計360万円))と併用(地域支援制度)。詳細は、大学のホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)等をご確認してください。
県が貸付対象者ごとに指定する県内の医療機関のことで、特定医療機関及び研修実施医療機関一覧から選定します。
なお、特定医療機関及び研修実施医療機関一覧は毎年見直しを行い、従事先選定時点の一覧から選定します。
特定医療機関及び研修実施医療機関一覧(令和6年12月1日時点)(PDF:275KB)
指定医療機関で必要従事期間、薬剤師の業務に従事するにあたっては、県が策定するキャリア形成プログラムに沿って従事することになります。
<キャリア形成プログラムの例(イメージ)>
本制度の各種ルールや手続きをまとめたガイドブックを作成しています。貸付けを希望する方はこちらをご覧ください。
宮城県薬学生修学資金貸付制度ガイドブック(PDF:1,654KB)
提出事由 | 様式 |
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修学資金の貸付けを受けようとするとき |
薬学生修学資金貸付申請書(様式第1号)(ワード:18KB) |
薬学生修学資金貸付者推薦調書(様式第2号)(ワード:16KB) | |
応募理由書(要綱様式第1号)(ワード:16KB) | |
履歴書(要綱様式第2号)(ワード:23KB) | |
修学資金の交付を受けようとするとき | 薬学生修学資金交付申請書(様式第6号)(ワード:16KB) |
保証人の変更をするとき | 保証人変更願(様式第3号)(ワード:15KB) |
氏名又は住所を変更したとき | 届出書(様式第17号)(ワード:15KB) |
保証人の氏名、住所に変更があったとき | |
大学を休学、復学、留年、停学、退学したとき | |
薬剤師免許を取得したとき | |
医療機関で勤務しようとするとき | 医療機関勤務申出書(様式第7号)(ワード:15KB) |
医療機関を変更しようとするとき | 医療機関変更申出書(様式第9号)(ワード:15KB) |
指定医療機関での勤務を終了するとき | 指定医療機関勤務終了申出書(様式第10号)(ワード:15KB) |
指定医療機関での従事期間を報告するとき | 業務従事状況報告書(様式第18号)(ワード:24KB) |
修学資金の返済猶予を受けようとするとき | 薬学生修学資金償還猶予申請書(様式第11号)(ワード:15KB) |
修学資金の返済免除を受けようとするとき | 薬学生修学資金償還免除申請書(様式第14号)(ワード:23KB) |
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