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(単位:羽 ()は昨年同時期比)
調査年月日 | ガン類 | ハクチョウ類 | カモ類 | 計 |
---|---|---|---|---|
平成15年11月11日 (確定値) |
69,232羽 (121%) |
3,172羽 (78%) |
31,203羽 (109%) |
103,607羽 (115%) |
平成16年1月15日 (一部地域は16日:確定) |
61,681羽 (66.7%) |
8,441羽 (81.7%) |
47,948羽 (101.8%) |
118,070羽 (78.7%) |
平成16年3月16日 (確定) |
265羽 (7.1%) |
1,930羽 (46.0%) |
18,970羽 (57.4%) |
21,165羽 (51.7%) |
各調査地点での確認種や羽数は「環境省インターネット自然研究所(湿地におけるガン・カモ類調査)」(外部サイトへリンク)の左欄「多重検索」より調査月日,県名(宮城県)を指定して御覧下さい。
ガン類については,11月調査としては過去最高の69,232羽となり,蕪栗沼では県レッドデータブック要注目種のハクガンが1羽確認できました。
昨年度同時期調査と比較すると,マガンが11,803羽増,オオヒシクイが70羽増,ヒシクイが22羽減となりました。特にオオヒシクイは11月調査としては,非常に多い飛来数となりました。
また,一迫町では内沼から飛びたったオオヒシクイ64羽が水田で採食していることが確認されました。
ハクチョウ類は昨年度同時期よりも877羽減少となりましたが,ほぼ例年並みの飛来数でした。
カモ類は昨年度同時期よりも2,612羽増加となりましたが,ほぼ例年並みの飛来数でした。
伊豆沼・内沼では国レッドデータリスト絶滅危惧2類のトモエガモが2羽確認できました。
ガン類は,昨年度同時期よりも30,858羽の減少となりました。
伊豆沼・内沼と蕪栗沼では県レッドデータブック要注目種のハクガンが各1羽,計2羽確認できました。
昨年度は秋田県の気象状況が悪かったことから秋田県内のガン類が宮城県に移動していたために,大幅に増加したと考えられますが,今年度は例年並みの生息状況といえます。
また,一迫町では花山ダムから飛びたったと思われる,オオヒシクイ150羽が水田で採食していることが確認されました。
ハクチョウ類は昨年度同時期よりも1,890羽減少しましたが,ほぼ例年並みの飛来数であったと考えられます。
カモ類は昨年度同時期よりも859羽増加となり,例年並みの飛来状況だったと思われます。化女沼(古川市),古舘堤(田尻町)では国レッドリスト絶滅危惧2類のトモエガモが各1羽,計2羽確認できました。
ガン類は,昨年度同時期よりも3,481羽の減少となりました。
お伊勢浜(気仙沼市,本吉町),伊里前湾(歌津町)では県レッドデータブック絶滅危惧2類のコクガンが計9羽確認できました。
ハクチョウ類は昨年度同時期よりも2,270羽減少となりました。
カモ類は昨年度同時期よりも14,061羽減少となりました。蕪栗沼(田尻町)では国レッドリスト絶滅危惧2類のトモエガモが2羽確認できました。
全体的に昨年度は気象状況が悪かったことから北に帰らない個体が多くいましたが,今年は順調に北帰行が行われたようです。
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