平成20年度ガンカモ科鳥類生息調査（1月）

平成20年度調査結果

(単位：羽　（）は昨年同時期比）

平成20年度調査結果の表

調査年月日	ガン類	ハクチョウ類	カモ類	計
平成20年11月5日	107,555羽 （91％）	4,013羽 （101％）	30,497羽 （79％）	142,065羽 （89％）
平成21年1月14日	127,464羽 （97％）	13,695羽 （100％）	61,109羽 （82％）	202,268羽 （92％）

1月調査(H21年1月14日実施）の概要

調査箇所数

県内一円　484箇所（うちガンカモ科鳥類生息確認箇所数　277箇所）
ガン類飛び立ち調査：伊豆沼・内沼,蕪栗沼,化女沼,長沼,平筒沼
洋上からの調査（蒲生沖,松島湾）

調査人員

115名（県職員,自然保護員,蒲生を守る会及び日本雁を保護する会会員,宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団職員）
今シーズンは12月,1月の平均気温が例年に比べ,1～2℃程度高い日が続いたため,宮城県以北での越冬が可能となったのか,確認個体数に対前年比で減少が生じた。（過去10年間の確認個体数としては2番目に多い。）

ガン類

蕪栗沼での増加が顕著であった。その要因の一つとして,他の湖沼と比べ補食する食物が豊富であることから,誘引されたものと思われる。
蒲生では,2年ぶりにコクガン1羽が確認されました。
県内のガン類飛来地毎の種類別飛来羽数（下段は昨年度同時期との増減）

県内のガン類飛来地毎の種類別飛来羽数の表

飛来地	マガン	ヒシクイ	オオヒシクイ	コクガン	ハクガン	シジュウカラガン	その他	計
伊豆沼・内沼	40,816羽 （13,634羽減）	47羽 （17羽減）	5羽 （15羽減）	-	-	-	-	40,868羽 （13,666羽減）
蕪栗沼	72,639羽 （13,120羽増）	0羽 （268羽減）	1,445羽 （27羽減）	-	-	-		74,084羽 （12,825羽増）
化女沼	10,858羽 （700羽減）	1,188羽 （1,782羽減）	-	-	-	-	-	12,046羽 （2,482羽減）
平筒沼	-	255羽 （51羽増）	-	-	-	-	-	255羽 （51羽増）
長沼	0羽 （199羽減）	-	-	-	-	-	-	0羽 （199羽減）
お伊勢浜	-	-	-	7羽 （2羽減）	-	-	-	7羽 （2羽減）
蒲生	-	-	-	1羽 （1羽増）	-	-	-	1羽 （1羽増）
気仙沼市片浜	-	-	-	-	-	-	-	-
大谷海岸	-	-	-	-	-	-	-	-
北上川河口	-	-	-	160羽 （75羽増）	-	-	-	160羽 （75羽増）
最知海岸	-	-	-	18羽 （5羽減）	-	-	-	18羽 （5羽減）
伊里前	-	-	-	25羽 （5羽増）	-	-	-	25羽 （5羽増）
平磯	-	-	-	0羽 （7羽減）	-	-	-	0羽 （7羽減）
県計	124,313羽 （1,413羽減）	1,490羽 （2,016羽減）	1,450羽 （42羽減）	211羽 （67羽増）	0羽	0羽	0羽	127,464羽 （3,404羽減）

ハクチョウ類

ハクチョウ類は,昨年まで給餌していた伊豆沼,白石川,化女沼で減少し,マコモや水田の籾などの食物が比較的多く存在する木間塚,蕪栗沼で増加したものと思われる。

ハクチョウ類の表

主な確認地	羽数（羽）	昨年の羽数
木間塚（大崎市鹿島台）	1,540	300
伊豆沼・内沼（栗原市・登米市）	1,143	1,334
蕪栗沼（大崎市）	1,036	533
大迫・志田谷地（大崎市）	585	980
化女沼（大崎市）	404	500

カモ類

カモ類は,全体的に減少しているなかで,化女沼は増加していた。

カモ類の表

主な確認地	羽数（羽）	昨年の羽数
化女沼（大崎市）	7,434	6,384
伊豆沼・内沼（栗原市・登米市）	4,778	9,085
白石川（大河原町・柴田町）	3,330	3,584
松島湾	3,039	7,633
蕪栗沼（大崎市）	457	2,005

1月調査経年変化はこちら

蕪栗沼（結氷状況）

化女沼の経年変化はこちら（平成15年1月調査以降）Excel

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