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9月30日(日曜日)から10月1日(月曜日)にかけて大型で強い勢力の台風17号が宮城県を縦断し,中峰浄水場上流の南川ダム流域の降雨量は,9月30日22時から10月1日2時までの短時間において103mmの累計雨量に達しました。
当事務所では,9月30日15時59分の大雨洪水警報の発令に伴い,中峰浄水場魚板堰においては職員による洪水警戒配備体制に入っていましたが,10月1日早朝に魚板堰洪水吐ゲートに流木が挟み込まれ,ゲートロープが滑車から外れたためゲート開閉が不能となる事態が発生しました。
この状態のままでは,河川水位の低下に伴い取水が困難となり,最悪の場合には,受水市町村への水道水給水停止という非常事態が予測されることから,職員と施設管理会社で「洪水吐ゲート開閉復旧作業」の実施に併せて「麓山浄水場からの水道用水供給切替作業」の緊急作業に着手しました。
この結果,10月1日20時45分に「麓山浄水場からの水道用水供給切替作業」が完了し,さらに同日の24時には「洪水吐ゲート開閉復旧作業」も完了し,河川からの取水も可能となりました。
幸いにも,今回の異常事態により水道用水供給に影響を与えるなどの非常事態に至らなかったものの,今後の異常気象よる災害などに迅速に対応するため,引き続き給水施設操作訓練などを通じて,職員の危機管理意識の高揚を図り,安全で安定した水道用水の供給に努めてまいります。
魚板取水堰(洪水吐ゲート)
洪水吐ゲートへの流木挟み込み
ワイヤーロープの復旧作業状況
作業完了
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