令和元年度「いきいき男女・にこにこ子育て応援企業」表彰企業
宮城県では,女性も男性も働きやすく,子育てしやすい職場づくりを進める企業を応援するため,特に優れた取組をしている企業を表彰しています。
令和元年度の表彰企業は以下のとおりです。
1 対象
「女性のチカラを活かす企業認証制度」において,令和元年8月1日時点で,認証が有効となっている企業。
2 令和元年度知事表彰企業
最優秀賞
仙建工業株式会社(仙台市/総合建設業)
- 従来男女兼用だった現場ユニフォームを,女性社員の意見をもとに,身体に合わせ機動性を重視した女性専用のものへ改善した。働きやすさを向上させるための意見が出しやすい社風となっており,女性正社員の平均勤続年数も15年と長い。
- 子育て支援の取組も広がりをみせ,現場の男性社員が約2ヶ月,他社へ出向中の男性社員も約3週間の育児休業を取得した。社内報等を通じて両立支援制度の内容や男性社員の育児休業体験談を紹介する等,今後の男性の育児休業取得拡大も期待される。
- 妊婦健診休暇や産前産後休暇の有給措置,家族旅行に対するレジャー補助を準備しており,妊娠出産,子育てのしやすい職場づくりを,社をあげて取り組んでいる。
優秀賞
ハリウ コミュニケーションズ株式会社(仙台市/製造業)
- 女性の登用を推進するため,女性活躍関連プログラムに2年連続で職員を派遣し,管理職候補となる女性を2名育成。管理職候補者向け研修も実施している。
- 今まで体力的に女性は難しいと考えられていた印刷製本部門にも女性社員を配置し,教育計画や個々人の体力に関わらず作業ができるよう作業機械等の見直しを実施。結果として,誰もが働きやすい職場環境づくりにつながり,現在は2名の女性が印刷製本部門に配置されている。
- 産前産後,育児期に利用可能な諸制度について社内勉強会を実施するとともに,社内の相談対応者に子育ての悩みを相談できる体制を整備している。
株式会社NTTデータ東北(仙台市/情報サービス業)
- 女性社員における次期管理職候補である課長代理の割合が3割を超えており,女性活躍推進に力を入れている。
- 社員がライフイベント等を踏まえて年次有給休暇を取得しやすいように、年度初めに直属上長に対し年休取得計画を提出するとともに、部下の「年休の切り捨て0」を管理職のKPIに設定している。
- 育児や介護との両立支援として短時間勤務やテレワーク制度を導入し、特にテレワーク制度はワーキングマザーの9割以上が利用しながら仕事と育児の充実を図っている。
- 宮城イクボス同盟に加入して定期的に社員向けワークショップを開催している中で、昨年度初めて男性社員が約2ヶ月間の育児休業を取得した。
株式会社ドコモCS東北(仙台市/情報通信業)
- 毎月19日を「イクの日」とし,ダイバーシティ推進につながるテーマで「イクボスニュース」を発行。社内イントラでの配信に合わせ組織長から各職場に展開し,社員一人ひとりの意識の向上を図っている。
- 女性社員の更なる活躍推進を具体的に進めるため、ドコモグループ共通で『女性キャリア開発プログラム(通称Win-d(ウィンド))』に取り組んでいる。入社5年目,次期リーダー層,管理職層など階層別に女性社員のキャリア開発支援・サポートを実施している。
- 育児や介護のために幅広く取得できる「ライフプラン休暇」があり,男性社員も育児や子どもの学校行事の参加などのために積極的に取得している。
- 在宅勤務やフレックスタイム制など多様な働き方が可能であり,多くの社員が利用している。
※令和2年1月10日時点の情報です。詳細は各企業にお問い合わせください。