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気仙沼地域エネルギー開発株式会社(高橋正樹社長)が建設を進めていた木質バイオマス発電プラントが,平成26年3月に完成しました。総事業費は約20億円で,木質バイオマス関連施設整備事業や森林整備加速化・林業再生事業を導入して機械や施設の整備が行われました。
発電プラントは「リアスの森バイオマスパワープラント」と名付けられ,主要部であるガス化炉はドイツのメーカーに特注したものです。出力規模は800キロワットで,年間を通して稼動した場合,一般家庭約1,600世帯分に相当する電気が発電できます。
発電した電気は「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」を活用して電力会社に売電するとともに,電気を生産する際に発生する熱については,冷暖房・給湯用の熱源として近くのホテルに売熱します。
燃料は間伐材で、年間約1万トンを使用します。地元の森林組合や素材生産業者から購入する他,個人の林家から買い取る制度を設けました。このことにより,地域の森林整備に多くの方が参画することが可能になります。また,林家の方へは、買取価格の半分が市内約180店舗で使用できる地域通貨「リネリア」で支払われることから,地域経済の活性化にもつながります。
このように,単に未利用間伐材の有効活用を図るだけでなく,地域が一体となった森林整備の推進や経済効果の地域内循環の実現など,多くの効果が期待されています。
リアスの森バイオマスパワープラント
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