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掲載日:2017年8月1日

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【大谷工区】水田魚道の設置

当支所が復興基盤総合整備事業(ほ場整備)を進める「大谷工区」(気仙沼地区)で、6月30日、気仙沼市立大谷中学校3年生(10名)が、水田や用水路の間で生きものの往来が可能となる「水田魚道」という装置を設置しました。

「水田魚道」の装置&作業手順を説明する講師役男性、及び大谷中学校の生徒たち
作業手順を説明する講師(中央)
生徒達による角型U字溝を繋げる作業
角型U字溝を加工する生徒
学校田(手前)と隣接する大谷工区
環境学習の場として親しまれてきた学校田
学校田と周辺水路間の約2メートルの段差
区画整理により生じた周囲との約2メートルの段差

大谷中学校では、以前から大谷工区隣接地に学校田を設けて環境学習に利用してきましたが、ほ場整備による区画整理後、周囲の田んぼとの間に約2メートルの段差が生じてしまい、生きものの往来が難しくなってしまいました。そこで生きものたちが再び行き来出来るように学校田と工区内水路の間に水田魚道として約6メートルの角型U字溝を設置することにしました。

U字溝の構造。適量の土砂が溜まり、生きものたちの隠れ家にもなります。
ポリエチレン製の角型U字溝
角型U字溝の設置場面
角型U字溝の設置

ポリエチレン製の角型U字溝は、構造上、凹凸状のくぼみが設けられており、ここに適量の土砂等が溜まることで生きものたちの隠れ家にもなります。また、仕切り板を挟み込むことで学校田から工区内水路へ流れ落ちる水流を緩やかにして生きものたちの往来を促すという加工を施(ほどこ)しました。

設置された「水田魚道」

設置した角型U字溝(※境界付近から撮影)
境界付近
設置した角型U字溝(※水路側から撮影)
水路側付近
仕切り板を設けたことで流水の勢いが緩やかになり、生きものたちの活発な往来が期待できます。
法面(のりめん)部分(※「仕切り板」による加工)

法面部分の水流は、仕切り板で水圧が緩和され、少しずつ緩やかに流れ落ちていきます。柔らかな水流を実現したことで、水路側からの遡上も可能になりました。

お問い合わせ先

気仙沼地方振興事務所 農業農村整備部農村整備第一班

気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6
気仙沼合同庁舎3階

電話番号:0226-25-8592

ファックス番号:0226-22-1608

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