ここから本文です。
6月29日、南三陸町入谷地内において、南三陸米地産地消推進協議会の主催により、水田とその周辺に生息する生きものについての観察会が行われました。
入谷小学校の児童13名の他、JA南三陸の関係者など計30名の方々が参加しました。
田んぼや水路には、実に多くの生きものたちが生息しています。今回の観察会では、「トウキョウダルマガエル」という大型の種を含むさまざまなカエルやアカハライモリ、ドジョウ、ゲンゴロウ、ガムシ、コオイムシ、ミズカマキリ、タニシ、ヤゴ(※トンボの幼虫)…と出会うことが出来ました。
採集後、即席の勉強会が開かれました。講師役の男性は、カエルにもさまざまな種類がいることやその見分け方、また、「ゲンゴロウ」と「ガムシ」は見た目・大きさが似ているが泳ぎ方が異なっていること等を例に挙げ、生きものたちの生態について楽しく分かりやすく説明。その上で、これらの生態系が保たれていることに触れて「地域によって生きものにも特色がある。特に入谷地区では、外来生物に浸食されていない点が素晴らしい。僕らが意識してこれからも守っていこう!」と環境保全の大切さを説かれました。
参加児童の皆さんは、生きものを発見・採集する度に歓声をあげ、また、講師らのお話にも一生懸命に聞き入っていました。今回の観察会が、稲の生育する様子と生きものの関係を考える良い機会となったようです。その後、南三陸米の試食会として「おにぎり」が参加者に振る舞われました。
※尚、採集した生きものについては、観察会終了後、すべて元の場所に戻しました。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す