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掲載日:2023年8月24日

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よみがえる白砂青松~海岸防災林の復旧~

海岸防災林整備の歴史

仙台平野においては,海からの塩分を含んだ風による害(潮害)を防ぐ目的で,伊達政宗公の時代より海岸への植樹が進められてきました。この地方では,昭和8(1933)年の昭和三陸地震津波以降,潮害を防ぐだけでなく,津波による被害を軽減する目的で,クロマツを中心とした海岸防災林の整備が進められてきました。

海岸防災林の被災状況

平成23年3月11日の東日本大震災により,気仙沼市で36.3ha,南三陸町で3.5haが被災しました。


気仙沼市波路上内沼地内の被災状況

よみがえる海岸防災林

県では,これらの森林が持つ機能を回復するために,防災林の復旧を進めています。まず,木を植えるための土台となる「植生基盤」の整備を進め,その後この地方に適した樹種の植栽を進めて生きます。樹種はクロマツを主体とし,その他にアカマツやヤマザクラ,クリなども植栽する予定です。

海岸防災林に適した植栽樹種に関する調査報告書

復旧を行う場所

気仙沼市,南三陸町で海岸防災林の復旧を行う場所は,以下のとおりです。
(なお,名称は事業を行うために付与したものです。)

海岸防災林復旧一覧の表
市町 名称 面積(ha)
気仙沼市 小田の浜 3.0ha
田中浜 4.0ha
尾崎千岩田 2.6ha
崎野 1.6ha
岩井崎 4.8ha
御伊勢浜 2.4ha
沖ノ田 2.0ha
大谷海岸 1.9ha
南三陸町 長須賀 0.3ha
稲渕 0.2ha
波伝谷 0.5ha

整備面積は計画であり,今後の測量設計の結果により変更となる場合があります。

みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動

県では,次世代に継承される森林づくりの推進,海岸防災林と地域社会との密接な関わりの再生,海岸防災林の再生に対する社会意識の醸成と高揚を目標に,民間団体のみなさんと協働で海岸防災林の整備を進めるための仕組を設けています。今後,活動のフィールドが整い次第,改めてご案内いたします。

みやぎ海岸林再生みんなの森林づくり活動


海岸防災林再生のイメージ

お問い合わせ先

気仙沼地方振興事務所 林業振興部森林整備班

気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6

電話番号:0226-24-8285

ファックス番号:0226-24-8994

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