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宮城県は冬が比較的暖かく、夏は冷涼で1年中イチゴが生産される全国でも数少ない産地で、生産面積・出荷量ともに東北1位、全国10位です。
県内のイチゴ生産は昭和初期に養蚕の代替作物として亘理町吉田地区に導入されたことから始まりました。生産面積の9割は「もういっこ」と「とちおとめ」が占めています。
県産イチゴは県内のほか、北海道に多く流通しています。クリスマスシーズンに出荷ができるよう早く実り、長距離輸送に適した品種の開発が待ち望まれていました。平成20年に品種登録された宮城県育成品種「もういっこ」に、イチゴの定番「とちおとめ」を掛け合わせ、「にこにこベリー」が誕生しました。
12年の開発期間を経て、3万粒の中から選ばれた奇跡の一粒です。
「にこにこベリー」という名前は、先行した宮城県育成品種「もういっこ」に続く「にこ」という意味と、食べる人や生産農家が「にこにこ」笑顔になれるようにという思いが込められています。
「にこにこベリー」は、甘味と酸味のバランスが良く、果実の表面もカット面も鮮やかな赤色です。美しい円錐形で、熟してもしっかりとした歯ごたえが楽しめます。そのまま食べるのはもちろん、真っ赤な断面を生かしたスイーツにもぴったりです。
昨秋から県内各地域で約50人の生産者が栽培を開始し、11月22日にはウェスティンホテル仙台でパティシエや流通関係者、消費者など約90人を招待し、果実やスイーツを試食するデビューイベントを開催しました。参加者からは、「甘くて果肉がしっかりしていておいしい」などの声がありました。
県は、栽培研修会などの実施や栽培マニュアルの配布を通し、収穫量や品質の向上に努めています。
今年は4.8ヘクタールほどの作付面積でしたが、今後、「もういっこ」、「とちおとめ」と並ぶイチゴの主力品種として生産を拡大していく予定です。
「にこにこベリー」はスーパーなどで購入できます。奇跡の一粒をぜひご賞味ください。
県内の人気店が独自のアイディアでアレンジした「にこにこベリー」のスイーツが期間限定で登場。スイーツと相性の良い「にこにこベリー」の魅力を存分に味わってください。
※写真はイメージです
各店自慢の「にこにこベリー」スイーツはこちらから
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