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1964年、日本で初めて開催された東京オリンピックのことを私は今でも鮮明に覚えています。当時4歳でしたが、買ったばかりの白黒テレビの前で国旗を持って両親と共に一生懸命、日本選手を応援しました。特に、マラソン競技で円谷幸吉(つぶらや こうきち)選手が陸上で唯一メダルを獲得した時の興奮を忘れることはできません。エチオピアのアベベ選手が独走で金メダル、円谷選手は国立競技場に戻ってきて最後のトラック勝負の中、後続のイギリス選手が近づいてきても振り向かず、ゴール200メートル手前で抜かれ銅メダルを獲得しました。
円谷選手は、私も教育を受けた陸上自衛隊幹部候補生学校の先輩になります(東京オリンピック当時は、自衛隊体育学校に所属)。学校には「高良山(こうらさん)登山走」という1955年から行われている伝統行事があります。歴代最高記録は円谷選手が持っており、日本人に誇りを与えた素晴らしい先輩として今でも語り継がれています。それほどオリンピック・パラリンピックというものは人々の心に思い出を刻みこむものなのでしょう。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会まであと1年となりました。小さな子どもが、大人になっても忘れることのない大会となるよう、しっかりと準備を進めてまいる所存です。県民皆で力を合わせ、復興五輪を成功させましょう!
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