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化学物質による環境リスクの低減には,地域コミュニティを構成するすべての関係者(地域住民,事業者,行政等)が対話を行い,リスクに関する情報を信頼関係の中で共有することでリスクを低減していく「リスクコミュニケーション」の実施が有効です。
そこで,宮城県では,県内事業者(環境担当者等)を対象に,化学物質に係るリスクコミュニケーションの基礎的事項,必要性及び取組方法等についての理解を深めていただくことを目的として,今年度も「事業者のためのリスクコミュニケーションセミナー」を開催しました。
平成28年7月22日(金曜日) 午後2時から午後4時
事業者10名 行政5名 計15名
宮城県保健環境センター大会議室
【概要】
江原氏は環境省事業で登録されている「化学物質アドバイザー」です。
「化学物質アドバイザー」とは化学物質について,中立的立場から解説,アドバイスをしてくださる専門家です。
今回は,一般市民の目線から見た環境リスクの考え方等についてご自身の経験も交えてご説明いただきました。また,多数の実例を交えながら,リスクコミュニケーションの必要性及び実施方法等について分かりやすく説明されました。
講演資料1(PDF:3,732KB)
【概要】
仙台小林製薬株式会社は,平成27年度に本県の事業者主導型リスクコミュニケーション事業を活用し,地域住民の方等とのリスクコミュニケーションを行った企業です。今回のセミナーでは,当日までの準備や反省点,実施してみての感想,実施後の取り組みに関すること等,他の事業者の方にとって,リスクコミュニケーションの一連の流れが把握しやすいような内容を紹介されました。
講演資料2(PDF:2,374KB)
開催当日にアンケート調査を実施し,参加者から回答をいただきました。
回答を集計した結果,このセミナーの活用方法について今後の取組の参考にする,または取り組みの必要性について検討するとの回答が多くが多く寄せられました。さらに,本県が行っている事業者主導型リスクコミュニケーション事業の実施意向については,将来的には検討したいまたは事業所内で検討したいとの回答が得られ,今後の事業者によるリスクコミュニケーションの取り組みが期待されます。
いただいた感想の中には,実例・事例が紹介されたために,良かったという意見が多くありました。
集計結果の詳細はアンケート(PDF:92KB)
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