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化学物質による環境リスクの低減には,地域コミュニティを構成するすべての関係者(地域住民,事業者,行政等)が対話を通じてリスクに関する情報を信頼関係の中で共有することでリスクを低減していく「リスクコミュニケーション」の取組が有効です。
そこで,宮城県では,県内事業者(環境担当者等)を対象に,化学物質に係るリスクコミュニケーションの基礎的事項,必要性及び取組方法等についての理解を深めていただくことを目的として,2回目の「事業者のためのリスクコミュニケーションセミナー」を開催しました。
平成24年7月10日(火曜日) 午後1時30分から午後4時
事業者42名 行政2名 計44名
宮城県行政庁舎 2階 第二入札室(仙台市青葉区本町三丁目8番1号)
【概要】
小森氏は環境省事業で登録されている「化学物質アドバイザー」です。
化学物質による環境リスク,環境リスクの管理とリスクコミュニケーションの必要性について分かりやすく説明されました。
【概要】
小森氏が化学物質アドバイザーとして経験された事例を紹介し,リスクコミュニケーションを進める上での課題と対応策を解説しました。また,未規制物質による土壌・地下水汚染対策の事例について解説されました。
さらに,事前アンケートの結果で明らかとなった事業者がリスクコミュニケーションに抱く課題について,解決策を提案されました。
【概要】
平成22年度に本県のリスクコミュニケーションモデル事業を活用し,角田第一工場として初めて開催したリスクコミュニケーションについて,自社の事業概要を説明された後,リスクコミュニケーションの取組の経緯や目的,当日の実施概要,実施まで苦労した点,実施してよかった点,今後の取組等について紹介されました。
開催当日にアンケート調査を実施し,参加した事業者42名のうち,41名から回答をいただきました。
回答を集計した結果,このセミナーの活用方法について今後の取組の参考にするまたは取り組みの必要性について検討するとの回答が多く,さらに本県が行っているリスクコミュニケーションモデル事業の実施意向については,将来的には検討したいまたは事業所内で検討したいとの回答が半数以上を占めたことから,今後の事業者によるリスクコミュニケーションの取り組みが期待されます。
集計結果の詳細はアンケート(PDF:278KB)
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