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化学物質による環境リスクの低減には,地域コミュニティを構成するすべての関係者(地域住民,事業者,行政等)が対話を行い,リスクに関する情報を信頼関係の中で共有することでリスクを低減していく「リスクコミュニケーション」の実施が有効です。
そこで,宮城県では,県内事業者(環境担当者等)を対象に,化学物質に係るリスクコミュニケーションの基礎的事項,必要性及び取組方法等についての理解を深めていただくことを目的として,今年度も「事業者のためのリスクコミュニケーションセミナー」を開催しました。
平成26年6月3日(火曜日) 午後1時30分から午後3時30分
事業者14名 行政5名 計19名
宮城県庁分庁舎(漁信基ビル)702会議室 (仙台市青葉区本町三丁目6-16)
【概要】
寺沢氏は環境省事業で登録されている「化学物質アドバイザー」です。
「化学物質アドバイザー」とは化学物質について,中立的立場から解説,アドバイスをしてくださる専門家です。
今回は,化学物質に関する法令やその有害性,環境リスクの考え方等についてご説明いただきました。また,多数の事例を交えながら,リスクコミュニケーションの必要性並びに実施方法等について分かりやすく説明されました。
講演資料1(PDF:2,909KB)
【概要】
三丸化学株式会社は,平成25年度に本県の事業者主導型リスクコミュニケーション事業を活用し,地域住民の方等とのリスクコミュニケーションを行った企業です。今回のセミナーでは,当日までの準備や反省点,実施してみての感想など,他の事業者の方にとって,リスクコミュニケーションの一連の流れが把握しやすいような内容を紹介されました。
講演資料2(PDF:4,952KB)
開催当日にアンケート調査を実施し,参加者から回答をいただきました。
回答を集計した結果,このセミナーの活用方法について今後の取組の参考にする,または取り組みの必要性について検討するとの回答が多くが多く寄せられました。さらに,本県が行っている事業者主導型リスクコミュニケーション事業の実施意向については,将来的には検討したいまたは事業所内で検討したいとの回答が半数以上を占めたことから,今後の事業者によるリスクコミュニケーションの取り組みが期待されます。
いただいた感想の中には,実例・事例が紹介されたために,良かったという意見が多くありました。
集計結果の詳細はアンケート(PDF:217KB)
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