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2学年は5月9日と10日の2日間,蔵王町の一般財団法人蔵王酪農センターで畜産物加工実習を行いました。センター職員の指導を受けながら,初日は乳製品加工としてマスカルポーネチーズとバター作り,2日目は食肉加工としてソーセージ作りに挑戦しました。畜産物の加工が初めての学生も多く真剣に取り組む姿が見られました。また,畜産クラスター事業を活用し施設内に建設された搾乳牛舎も見学しました。県内では珍しいコンポストバーン(牛の休息エリアに水分調整材のおが粉を足しながら毎日ロータリーで攪拌することで,牛舎内でふん尿を堆肥化させつつ,敷料として利用する方式),自動搾乳ロボットや飼槽掃き寄せロボットなどの最新機器を使った取り組みなど,学生たちは興味深く見学していました。
1学年は5月22日から26日までの5日間,初めて岩出山教場で実習・講義を行いました。実習では初めての体験で緊張した表情でしたが,一緒に作業する畜産試験場職員に作業手順を教えてもらいながら元気に取り組んでいました。実習が終わると2校時からは,飼養管理や家畜生理解剖,飼料生産などの専門的な講義を受講しました。
今年の1学年は約5割が自宅や親類が畜産農家であったり,農業関連の高等学校で学習してきたなど,比較的畜産に接する機会があった学生が多いのですが,講義では慣れない専門用語が沢山出てきますので,わからない事もあったかもしれません。週の最後に行った,専攻実習の内容発表会では,各グループとも自分たちの作業について良くまとめ上げて,わかりやすく発表していました。今後の成長が楽しみです。
1学年は5月に初めて岩出山教場での実習を行いました。
毎朝,乳牛,肉用牛,豚の飼養管理作業を行いました。
また,5月22日には,宮城県岩出山牧場において初めての外部実習がありました。当日は朝から岩出山牧場を訪問し,牧場での一日の作業を経験しました。普段はなかなか入ることの出来ない施設とあって,皆,興味を持って取り組んでいました。これまでの経験の違いから,学生間の理解度の差もありますが,わからない点は教員に質問したり,学生同士で教えあうなど,よい形で協力しながら学習が進められました。
岩出山牧場での実習。預託放牧や種雄牛候補牛も飼養する大規模牧場において,普段は経験することが出来ない子牛育成や管理方法等について学びました。
令和2年度入校式が4月7日に開催されました。今年度は名が入学し,畜産学部には9名が入学しました新たな学校生活がスタートしました。
当学部は,1学年時の大半は本部名取教場(名取市)で学び,2学年時は約50km離れた宮城県畜産試験場に隣接した岩出山教場(大崎市)において酪農,肉牛,養豚の専攻を置き,試験場の研究に携わりながら,飼養管理技術,経営管理についての専門的な知識・技術を習得することを目指しています。通常,朝8時から10時まで5つのグループ(乳牛舎,種雄牛舎,試験牛舎,バイテク牛舎,養豚舎)に分かれて,飼料給与やボロ出しなど実習を行い,その後は草地飼料や専攻別の実習,講義等を受けています。
1学年は年7週間岩出山教場に来場し,実習を通じて畜産の基礎について学んでいます。また,2学年は,キャリア形成プログラムとして卒業プロジェクト研究に多くの時間を費やしています。プロジェクト課題研究では畜産試験場の先生方や学部職員から調査内容や調査手法などについてアドバイスを受けながら個々の課題に取り組んでいきます。課題によっては自宅の経営の材料を利用し試験・調査したり,生産や販売に関するデータなどを活用するものもあります。
搾乳作業中
種雄牛のはけ掛け中
2学年は朝の家畜管理実習から1日が始まります。畜舎の清掃や家畜の健康観察から給餌,手入れ等の一般的な飼養管理について学んでいます。
草地実習では、実際に牧草等に触れ、飼料作物の種類や栽培方法や収穫方法などを学んでいます。
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