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栗原市栗駒文字地区では、日本最古の染色技術「正藍染」が受け継がれてきました。正藍染は、自ら麻糸を紡ぎ織り上げた麻布を、自ら栽培した藍葉から作った染液で染めるという作業を一貫して自製するものをいいます。
また、染液の製造においては、木炭以外の媒体を使用せず、自然の温度で発酵するという藍染の古い姿を残しており、染色技術の変遷の過程を現在に伝えているという点で、正藍染は非常に貴重なものといえます。
明治・大正時代を迎えると外国からの化学染料が大量輸入され、染色技術の進歩と織機の発明により衣料の量産時代を迎えましたが、栗原地方では依然としてこの正藍染が伝えられてきました。この正藍染は現在栗駒文字地区に唯一残された染色技法であり、平成22年11月には宮城県指定無形文化財に指定されました。
日本最古の染色技術・藍染の紹介と栗原市文字地区の地域振興を目的に1998年に開館した施設です。藍染の歴史等の展示施設のほか、直売所と食堂が併設されています。
6月上旬から7月上旬にかけて、期間限定で「正藍染」を体験することができます(予約制)。
開館時間 |
午前10時から午後2時まで(食堂は午後2時まで) |
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休館日 | 水曜日、正月 |
入館料 (展示施設) |
無料 |
所在地 |
宮城県栗原市栗駒文字鍛冶屋103 Tel:0228-47-2141 |
ホームページ | 愛藍人・文字ホームページ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます) |
若柳地織は、明治から大正にかけて旧若柳町を中心として盛んに製造された綿織物です。独特の紺色と縞の出し方に特色があり、綿織り独特の素朴で優しい肌触りを持っています。
もともと農作業着として生まれ、広く利用されてきましたが、現在は室内着、ネクタイ、名刺入れ等の小物類など製品が多様化してきています。
時代の流れから、製造業者も減少し、現在1社だけが伝統の技術を継承しています。
若柳地織は、昭和60年に宮城県知事指定伝統的工芸品に指定されました。
現在若柳地織を製造しているただ1社の製造業者。
自然に恵まれた栗原地域は、随所に個性豊かな窯元が点在しており、県内屈指の陶芸の郷となっています。
毎年秋に開催される、JR東日本くりこま高原駅前のエポカ21での「くりはら陶芸展」は、多くの陶芸ファンが訪れる栗原の一大イベントです。
窯元 | 氏名 | 所在地 | Tel | 作品 | |
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鶴城窯 (かくじょうがま) |
佐々木定行 | 宮城県栗原市栗駒中野上野原西27 | 0228-45-2091 | 鶴城窯 |
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花法窯 (かほうがま) |
小松善郎 | 宮城県栗原市一迫字川口打越49 | 0228-54-2133 | 花法窯 |
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座主窯 (ざすがま) |
工藤修二 | 宮城県栗原市花山字本沢稲干場33 | 0228-56-2750 | 座主窯 |
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白鶯窯 (はくおうがま) |
河田勉成 | 宮城県栗原市鶯沢南郷大伝寺2-3 | 0228-55-2857 | 白鶯窯 |
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栗駒陣ヶ森窯 (くりこまじんがもりがま) |
鈴木照雄 | 宮城県栗原市栗駒片子沢裏ノ沢7 | 0228-45-6770 | 栗駒陣ヶ森窯 |
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遊翠窯 (ゆうすいがま) |
遊佐将彦 | 宮城県栗原市築館字留場雇田68-4 | 0228-22-6508 | 遊翠窯 |
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