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7月5日(金曜日)、「みやぎの工芸品×トヨタ自動車 アップサイクル製品お披露目会」が県庁4階庁議室で行われました。
県は、「トヨタ自動車構造デザインスタジオ」の大學孝一さんが中心となって推進する「自動車廃材アップサイクル(※)」の取り組みを受け、民間企業と協力し、みやぎの伝統的工芸品に「環境課題への貢献」という新たな価値を付加した、初めてのアップサイクル製品の開発に取り組んでいます。
お披露目会に出席したトヨタ自動車クルマ開発センターの石島崇弘センター長は「自動車の鉄やガラスなどの廃材を使い、皆さんの知恵と創造を注いだ結果、素敵な工芸品に生まれ変わった」と述べました。
鉄を用いたアップサイクル三徳包丁を制作した、石川刃物製作所の石川美智雄さんは「新しいチャレンジができたと思う」と振り返り、ガラスを用いた、アップサイクルグラス等のガラス製品を制作した、海馬ガラス工房の村山耕二さんは「(今後も、廃材などに)新しい価値を持たせることができるような活動をしていきたい」と語りました。
村井知事は、協力いただいた関係者の方々に謝辞を述べるとともに、「この取り組みは、世界的な企業と地域の工芸品制作者との連携による地域貢献活動という面と、SDGsの考え方にのっとった、持続可能な社会の実現につながる活動という2つの面から、大変意義のあるものだと考えている」と述べました。
(※)自動車の製造・廃棄等で生じる、車になれなかった素材に、その地域に受け継がれる伝統工芸やアートの力を借りて、元の素材以上の価値を付加することで、「次の命」を作り出す取り組み。
アップサイクル三徳包丁の試し切りの様子
左から村井知事、石川さん(石川刃物製作所)、村山さん(海馬ガラス工房)、
石島センター長(トヨタ自動車クルマ開発センター)
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