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宮城県内では、平成25年の1月から12月の一年間で98,694件の救急出動があり、88,987人が医療機関等に搬送されています。
これは、1日平均270件で、約5.3分に1件の割合で救急隊が出動し、県民約26.4人に1人が救急隊によって搬送されたことになります。
また、119番通報から傷病者を医療機関に収容するまでの所要時間が平成25年は平均42.4分となり、救急需要の増加に伴い、遅延傾向にあります。
救急体制、救急活動の現状などのデータは下記のリンクをご覧ください。
消防年報
平成25年中の救急搬送人員88,987人のうち、救急隊に搬送された方の36.1%(32,139人)は軽症で入院の必要のない方でした。
このような状況が今後増加すると、真に緊急を要する方への対応が遅れ、救命率に影響が出る恐れがあります。
真に緊急を要する方のために、救急車の適正な利用をお願いします。
患者等搬送事業者:緊急性のない患者等に対し、医療機関等への搬送を行う事業者。各消防本部によって認定がなされている。
※病院情報提供サービス:都道府県や市町村等が行っている、受診可能な医療機関の紹介を行うサービス。
私たちは、いつどこで突然のけがや病気におそわれるか予測ができません。
また、けがや病気の中には、そのままにしておくと状態の悪化をまねき、生命が危険におちいるものがあります。
たとえば、何かが原因で意識障害を起こしている人は、そのままにしておくと舌がのどに落ち込んで呼吸ができなくなりついには心臓も止まって死にいたります。
では、救急車は何分くらいで来てくれるでしょうか。救急車が、119番通報を受けてから現場に到着するまでの全国平均は5~6分です。
しかし、脳が酸素なしで生きていられる時間はわずか3~4分といわれています。したがって呼吸や脈拍が触れなくなった傷病者をそのまま放置して救急隊員に引き渡したのでは、かりに生命を救えたとしても元の社会生活ができるまで回復させることは非常に困難となります。
そこで、このような場合には、一刻も早く適切な応急手当を行う必要があります。そして、その応急手当を行う人こそ、その場に居合わせた「あなた」なのです。
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