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掲載日:2004年3月1日

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カテゴリー区分(表1)

表1 カテゴリー区分
区分及び基本概念 具体的要件
絶滅Extinct(EX)
本県では既に絶滅したと考えられる種
環境庁カテゴリーの「絶滅」に相当
過去に本県に生息したことが確認されており、飼育・栽培下を含め、本県では既に絶滅したと考えられる種
野生絶滅Extinct in the Wild(EW)
飼育・栽培下でのみ存続している種
環境庁カテゴリーの「野生絶滅」に相当
過去に宮城県内に生息していたことが確認されており、飼育・栽培下では存続しているが、野生ではすでに絶滅したと考えられる種
絶滅危惧1類(CR+EN)
本県において絶滅の危機に瀕している種
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、野生での存続が困難なもの。
環境庁カテゴリーの「絶滅危惧1類」に相当
次のいずれかに該当する種
  • (1)既知のすべての個体群で、危機的水準にまで減少している。
  • (2)既知のすべての生息地で、生息条件が著しく悪化している。
  • (3)既知のすべての個体群が、その再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。
  • (4)ほとんどの分布域に交雑のおそれのある別種が侵入している。

[絶滅危惧1A類]
Critically Endangered(CR)
ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。

[絶滅危惧1B類]
Endangered(EN)
1Aほどではないが、ごく近い将来における野生での絶滅の可能性が極めて高いもの。

絶滅危惧2類Vulnerable(VU)
本県において絶滅の危険が増大している種
現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅危惧1類」のランクに移行することが確実と考えられるもの。
環境庁カテゴリーの「絶滅危惧2類」に相当
次のいずれかに該当する種
  • (1)大部分の個体群で個体数が大幅に減少している。
  • (2)大部分の生息地で生息条件が明らかに悪化している。
  • (3)大部分の個体群でその再生産能力を上回る捕獲・採取圧にさらされている。
  • (4)分布域の相当部分に交雑可能な別種が侵入している。
準絶滅危惧Near Threatened(NT)
存在基盤が脆弱な種
本県において、現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては、「絶滅危惧」として上位に移行する要素を有するもの。
環境庁カテゴリーの「準絶滅危惧」に相当
次に該当する種
生息状況の推移から見て、種の存続への圧迫が強まっていると判断されるもの。具体的には、分布域の一部において、次のいずれかの傾向が顕著であり、今後さらに振興するおそれのあるもの。
  • (1)個体数が減少している。
  • (2)生息状況が悪化している。
  • (3)過度の捕獲・採取圧による圧迫を受けている。
  • (4)交雑可能な別種が侵入している。
情報不足Data Deficient(DD)
評価するだけの情報が不足している種
環境庁カテゴリーの「情報不足」に相当
環境条件の変化によって、容易に絶滅危惧のカテゴリーに移行し得る属性(具体的には次のいずれかの要素)を有しているが、生息状況をはじめとして、ランクを判定するに足る情報が得られていない種
  • (1)どの生息地においても生息密度が低く希少である。
  • (2)生息地が極限されている。
  • (3)生物地理上、孤立した分布特性を有する(分布域がごく限られた固有種等)。
  • (4)生活史の一部または全部で特殊な環境条件を必要としている。
  • 付属資料
絶滅のおそれのある地域個体群Threatend Local Population(LP)
地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの
環境庁カテゴリーの「絶滅のおそれのある地域個体群」に相当
次のいずれかに該当する地域個体群
  • (1)生息状況、学術的価値等の観点から、レッドデータブック掲載種に準じて扱うべきと判断される種の地域個体群で、生息域が孤立しており、地域レベルで見た場合絶滅に瀕しているかその危険が増大していると判断されるもの。
  • (2)地方型としての特徴を有し、生物地理学的観点から見て重要と判断される地域個体群で、絶滅に瀕しているか、その危険が増大していると判断されるもの。
宮城県独自のカテゴリー
区分及び基本概念 具体的要件
要注目種
本県では、現時点で普通に見られるものの、特徴ある生息・生育状況等により注目すべき種
本県独自のカテゴリー
宮城県内では、現時点では普通に見られるため、上記の各カテゴリー(※1)には含まれないが、下記に該当するため、その生息・生育状況に注目すべき種
※1「絶滅~絶滅のおそれのある地域個体群」カテゴリー
隔離分布種 本県では、現時点では普通に見られるものの、日本における分布が稀である種又はその分布が分断されている種
分布北限・南限種 本県では、現時点では普通に見られるものの、日本における分布の北限又は南限とされる種
基準産地種 本県内に基準産地を有する種
その他 隔離分布種、分布北限・南限及び基準産地種には当たらないが、各分科会において、注目に値すると考えられる種

お問い合わせ先

自然保護課野生生物保護班

宮城県仙台市青葉区本町三丁目8番1号 13階北側

電話番号:022-211-2673

ファックス番号:022-211-2693

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