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間違いやすい例についてリーフレット(PDF:470KB)を作製しましたので,こちらもご活用ください。
スイセンには毒があります。春先はスイセンの葉がニラやワケギにそっくりなため、間違えて食べて食中毒となる事故が起きやすくなっています。庭や畑にこれらの野菜とスイセンを植える場合には、十分に離して植えましょう。混ざってしまった場合には食べるのを控え、抜いて植え直すのが安全です。
スイセン食中毒の症状:悪心、嘔吐、下痢、頭痛、体温低下、ときに死亡する。
有毒な「イヌサフラン」の誤食による食中毒が発生しています。イヌサフランには強い毒が含まれており、少量を食べただけでも食中毒を引き起こします。見分け方をしっかり覚え、危険な食中毒を防ぎましょう。
イヌサフランは多年生の園芸植物で、秋にピンク色のサフランに似た花をつけます。春になると20~30cmほどの葉を伸ばしますが、葉は夏になると枯れ、花が咲くときには葉はありません。球根は直径が3~5cmで寒さに強く、地面に植えたままで何年も花をつけます。
植物全体に「コルヒチン」という猛毒を含んでおり、少し食べただけでも下痢や嘔吐、皮膚の知覚減退、呼吸困難などの症状を引き起こし、重篤な場合には死亡することがあります。この毒は、加熱調理しても変わりません。
葉をギョウジャニンニクと間違えたり、球根をギョウジャニンニクやニンニク、タマネギと間違えて食べてしまうことによる食中毒が起きています。
写真:厚生労働省
写真:東京都薬用植物園
山菜である「ウルイ」と間違えて、毒草の「バイケイソウ」を食べてしまうことによる食中毒が起きています。バイケイソウは、死に至ることもある恐ろしい毒草です。見分け方をしっかり覚え、危険な食中毒を防ぎましょう。
バイケイソウは山地や民家の庭などに自生する植物(多年草)です。4月上旬~中旬に、ウルイによく似た新芽を出します。群生して大量に生えるため、「おすそわけ」による被害が起こりやすい毒草です。
新芽も葉も茎も根もすべて猛毒のアルカロイドという物質を含みます。食べてから30分~1時間くらいで下痢や吐き気、嘔吐、急な血圧の低下、めまい、手足や口のしびれ、けいれんなどの症状が現れます。重症の場合は意識不明となり、死亡することもあります。
バイケイソウは植物全体に猛毒のアルカロイドを含み、少量でも重篤な症状を引き起こします。アルカロイドは調理しても変化しません。少しでも迷うときは、食べたり人にあげたりしないようにしましょう。
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