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掲載日:2016年6月24日

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イヌサフランの誤食に注意してください!

自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

イヌサフランの誤食に注意してください!

有毒な「イヌサフラン」の誤食による食中毒が発生しています。イヌサフランには強い毒が含まれており、少量を食べただけでも食中毒を引き起こします。見分け方をしっかり覚え、危険な食中毒を防ぎましょう。

イヌサフランとは

イヌサフランは多年生の園芸植物で、秋にピンク色のサフランに似た花をつけます。春になると20~30cmほどの葉を伸ばしますが、葉は夏になると枯れ、花が咲くときには葉はありません。球根は直径が3~5cmで寒さに強く、地面に植えたままで何年も花をつけます。

植物全体に「コルヒチン」という猛毒を含んでおり、少し食べただけでも下痢や嘔吐、皮膚の知覚減退、呼吸困難などの症状を引き起こし、重篤な場合には死亡することがあります。この毒は、加熱調理しても変わりません。

葉をギョウジャニンニクと間違えたり、球根をギョウジャニンニクやニンニク、タマネギと間違えて食べてしまうことによる食中毒が起きています。

イヌサフランの花
写真:厚生労働省

1.ギョウジャニンニクとの見分け方(葉)

ギョウジャニンニクの葉
  • 一株から1~3枚の葉が出る。
  • 葉は根元に向かって細くなる。
イヌサフランの葉
  • 多数の葉が重なって出る。
  • 葉は根元で細くならない。
  • 葉は夏には枯れる。

左にギョウジャニンニクの葉、右にイヌサフランの葉の写真があります
写真:東京都薬用植物園

2.ギョウジャニンニクとの見分け方(球根)

ギョウジャニンニクの根
  • 直径1~1.5cm
  • らっきょうに似た鱗茎(球根)
イヌサフランの根
  • 直径3~5cm
  • 茶色い皮で包まれている
  • 中は澱粉質でジャガイモに似る

左がギョウジャニンニクの根で、右がイヌサフランの球根の写真です

3.イヌサフランによる食中毒を防止するために

  • 香りを確認する(イヌサフランにはニンニク臭、タマネギ臭はない)
  • イヌサフランの球根を台所に置かない
  • 食用の植物とそうでない植物を近くに植えない
  • 少しでも迷ったら、採らない、食べない、人にあげない

4.参考になる情報

自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html(外部サイトへリンク)

お問い合わせ先

仙台保健福祉事務所黒川支所(塩釜保健所黒川支所)食品薬事班

富谷市ひより台二丁目42-2

電話番号:022-358-1111

ファックス番号:022-358-1110

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