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宮城県では、人口減少等の様々な社会課題の解決に向けて、アントレプレナーシップが旺盛な人々を惹きつけるチャンス溢れる地域社会を形成するため、令和6年2月9日(金曜日)に、Miyagi Pitch Contest 2024を開催する。開催に当たり、審査員を務める株式会社Macbee Planet代表取締役社長の千葉知裕氏(大崎市出身)、株式会社キープレイヤーズ代表取締役の高野秀敏氏(仙台市出身)と宮城県知事村井嘉浩とで、コンテストに懸ける思いを熱く語り合った。
村井知事 |
この度はコンテストに協力いただき誠にありがとうございます。県では、新産業の創出や企業価値の増大に積極的に取り組みたいと考えており、そのためには、スタートアップの存在が欠かせないと考えています。新たな上場企業が宮城県内でも誕生しており、徐々に機運が高まっています。このコンテストで動きを加速したいと思っています。 |
千葉氏 |
宮城県は仙台市を抱え、スタートアップのポテンシャルが非常に高い地域だと考えています。首都圏で活躍する宮城県出身者も多く、私も頻繁に情報交換しています。環境を整備していけば、宮城県でも集積が進むと思います。地元出身として、大いに期待しています。 |
高野氏 |
東京とのアクセスが良いですよね。新幹線で90分ですから。私は、職業柄、数多くの経営者やスタートアップ転職希望者と面談していますが、宮城や東北には、東北大学をはじめ、若い人材、技術、アイデアのシーズもそろっている印象を受けます。宮城県に活動拠点を置くことで、首都圏にも東北6県でも事業展開が可能なのは魅力ですよね。 |
村井知事 |
はい。スタートアップ文化の醸成はまだまだこれからですが、逆に言うと、宮城県を含め、東北には大きなチャンスがあると思っています。宮城発のスタートアップを増やし、先進的な技術やアイデアで地元企業と新たな価値を創出し、大きく地域経済を発展させてくれることを期待しています。 |
高野氏 |
コンテストの登壇者は、宮城や東北に限らず、全国から募っていますが、スタートアップを呼び込むためには、先ほど話に出た宮城の魅力に加えて、この地で活動するための支援策が必要と考えますが、そのあたりはどうでしょうか。 |
村井知事 |
おっしゃるとおりだと思います。本県では、仙台市や県など、地元の関係機関で形成する仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会もあり、事業開始前から上場支援まで、相談、成長支援や金銭的支援、マッチングなど、段階に応じた支援メニューを用意しています。他の都市圏にも多くの支援があると思いますが、宮城県には海の幸や自然あふれる観光地も数多くあり、住むにも非常にいい場所だと思っていて、そこが大都市にはないものだと思います。 |
千葉氏 |
特にこういったスタートアップに来てほしいといったイメージはありますか。 |
村井知事 |
一緒に地域経済を盛り上げていただけるのであればジャンルは問いません。私は、「富県宮城」の実現に向け、自動車産業や半導体関連産業など、ものづくり産業の集積に取り組んできました。また、宮城は、豊かな自然環境を活かした農林水産業が盛んですが、震災で失われた販路の回復やイノベーションによる労働生産性向上などの課題もあります。こうした地域特性を踏まえたアイデア・技術を持っている方にお越しいただければ嬉しいです。 |
高野氏 |
今回の大会で参加するスタートアップに期待することはありますか。 |
村井知事 |
はい。自分の力で社会や地域を変えて見せる、といった熱い志をもった方に多く集まっていただくことを期待しています。来ていただくからには、我々も精いっぱいの支援をさせていただきます。一緒に地域経済を成長させていきたいです。 |
千葉氏 |
私たちも地元出身ですし、一緒に宮城県を盛り上げていけたらと思っています。 |
高野氏 |
そうですね。コンテスト後の交流の場においても、参加いただく皆さんにこの地の魅力、可能性を肌で感じていただきたいですね |
村井知事 |
ありがとうございます。参加するスタートアップの皆さんの飛躍とともに地域の未来が輝かしいものになるよう頑張ります。是非一緒に盛り上げていきましょう。 |
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