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宮城県では、人口減少等の様々な社会課題の解決に向けて、アントレプレナーシップが旺盛な人々を惹きつけるチャンス溢れる地域社会を形成するため、令和7年2月10日(月曜日)に、Miyagi Pitch Contest 2025を開催する。開催決定を記念し、前回入賞者の松本拓朗氏(東北大学眼科)と、実行委員会の構成企業である株式会社Macbee Planetの代表取締役社長で審査員を務める千葉知裕氏(大崎市出身)が、これからの事業展望について思いを熱く語り合った。
東北大学眼科 松本氏(左)と(株)Macbee Planet代表取締役社長 千葉氏(右)
千葉氏 |
こんにちは。今回はお互いの都合でオンラインとなりましたが、昨年のピッチコンテスト以来、会う機会が増えましたね。JETROのプログラムに参加していたそうですが、いかがでしたか。 |
松本氏 |
はい。一昨日までの3週間、スタンフォード大学でデザインシンキングを学びました。他の参加者も優秀でとても勉強になりました。 |
千葉氏 |
それは良い刺激となりましたね。 |
松本氏 |
ありがとうございます。登壇した9者のうち、私だけがプレシードでした。 |
千葉氏 |
東北大学で眼科医として勤務されている経験を活かし、AIを用いた眼の自動診断デバイスの開発を行い、遠隔診療プラットフォームを構築するプランで、とても魅力的なものでした。 |
松本氏 |
70歳以上の方の5人に1人は緑内障で、白内障なども含めるとほとんどの方が眼科の診察が必要ですが、施設入所されている方などは通院が困難で、治療が行き届いていません。こうした問題を解決していきたいです。 |
千葉氏 |
この取組は加速する必要があると感じたので、さっそく業界に明るい知人数名を紹介し、彼らには後押しをお願いしました。 |
松本氏 |
研究開発の工程などを踏まえて、創業はもう少し先にと考えていましたが、診療を担う法人は間もなく、デバイス開発を担う会社は年明け後の早い時期に設立すべく準備を進めています。 |
千葉氏 |
いいですね。スピードは重要です。資金面や相談先の不安はありませんか。 |
松本氏 |
不安や課題を挙げれば切りがないのですが、チームは私のほか、眼科学会の理事でもある教授、AI、デバイスのエキスパートで構成され、アウトソースすることなく開発できる体制が整っています。 |
千葉氏 |
いつでも相談に乗りますよ。コンテストのメンターは高橋蔵人さんですね。 |
松本氏 |
はい。蔵人さんと株式会社zero to oneの竹川(隆司)さんには、昨年参加したSENDAI Global Startup Campusから面倒を見てもらいました。このアクセラは、ハーバード大学やスタンフォード大学、シリコンバレーのVCやスタートアップなどを訪れ、現地の人や空気に触れることのできるとても良いプログラムでした。 |
千葉氏 |
仙台市のアクセラを受け、MiyagiPitchContestで入賞したのですから、まさに仙台・宮城発と言える存在ですよね。今後、地域を代表するスタートアップとして成長していくことを期待しています。 |
松本氏 |
ありがとうございます。患者、医師、地域のいずれにも役立つ視機能維持の仕組みづくりを目指し、早期にローンチできるよう頑張ってまいります。 |
千葉氏 |
最後に、募集期間中でもありますので、コンテストへの応募を検討する起業家に向けて一言ありますか。 |
松本氏 |
私は研究開発を続ける中でビジネスプランを構築していましたが、今回ピッチで発表することで、プランを客観視することができました。 |
千葉氏 |
ありがとうございます。私も多くの挑戦者の方々にお会いできることを楽しみにしています。 |
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