「ダメだっちゃ温暖化」宮城県民会議 【エコタウン推進委員会】
「ダメだっちゃ温暖化」宮城県民会議 エコタウン推進委員会について
設置の背景
震災復興に向けた新たなまちづくりにあたって,再生可能エネルギーやICTを活用した,いわゆる「エコタウン(スマートシティ)」の形成が注目されており,沿岸被災地域を中心として,いくつかの先進的取組が進められているところです。
宮城県では「宮城県震災復興計画」(H23.10策定)や「自然エネルギー等の導入促進及び省エネルギーの促進に関する基本的な計画」(H26.3策定)において,新たな都市基盤にクリーンエネルギーの活用を組み込んだエコタウンの形成促進を掲げ,重点的に取組んでいくこととしています。
こうしたことを受け,平成24年度には「みやぎスマートシティ連絡会議」を設置し,沿岸15市町における再生可能エネルギーを活用した地域づくりの加速化及び地域横断的な取組を推進してきたところですが,この取組を県内全市町村に拡大し,スマートシティ連絡会議を発展的に解消する形で,「エコタウン推進委員会」を設置しました。
※エコタウン・・・地域に根ざした再生可能エネルギーの活用や,地域内エネルギーマネジメントによるエネルギー最適化の取組をまちづくりに生かしたものを指し,エネルギーの種類や取組の規模は問わない。
エコタウンのイメージ
目的
県内自治体職員を対象とした研修会等の開催を通じ,先進的取組の情報共有や関係職員のスキルアップ等,県が「横ぐし」となって市町村の連携や地域先進モデルの形成・普及を図ります。
活動内容
- エコタウン形成にかかる下記情報の共有
- 委員会構成メンバーのスキルアップのための研修会・講習会等の開催
- 国職員や専門家を招聘しての講演会・研修会
- 先進事例の視察
- 再生可能エネルギー推進地域協議会との連携・支援
- 再生可能エネルギー推進地域協議会運営支援事業の周知
- 再生可能エネルギー推進地域協議会の形成に関する意見交換
- その他
再生可能エネルギー等活用ツールの作成等
構成員
- 県内全35市町村
- 宮城県地球温暖化防止活動推進センター(環境関係団体)
- 宮城県
活動履歴
各種会議の開催
平成29年度エコタウン推進委員会
第1回エコタウン推進委員会
全構成員を対象とした委員会を開催し,平成28年度ワーキンググループの実施報告と,今年度の運営方針について話合いました。
- 開催日時:平成29年6月5日(月曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで
- 開催場所:宮城県行政庁舎内会議室
自治体向けワーキンググループの開催
自地域のコンセプト立案を目指し,エコタウン形成を加速化させるために必要なワーキンググループを開催しました。
- 第1回ワーキンググループ(8月8日火曜日)
平成29年度の方針とケースメソッドを用いた検討
- 第2回ワーキンググループ(9月21日木曜日)
日本能率協会コンサルティングの江原氏を講師とした講義と意見交換
- 第3回ワーキンググループ(3月23日金曜日)
自地域のコンセプト案についての意見交換
視察会の開催
セミナーや事業者出展ブースでの交流を通じて,再生可能エネルギー等に対する知識を深める目的で,平成29年11月8日に行われた「第6回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(リーフふくしま2017)」に参加しました。
- 開催日時:平成29年11月8日(水曜日) 午前9時から午後5時まで
- 視察先:第6回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア(リーフふくしま2017)
- 場所:ビッグパレットふくしま(福島県郡山市)
みやぎエコタウン推進セミナーの開催
先進的にエコタウン形成に取り組んでいる自治体の担当職員を講師としたセミナーを開催しました。
- 開催日時:平成30年1月23日(火曜日) 午後1時から午後4時まで
- 開催場所:TKPガーデンシティ仙台勾当台ホール3
- 次第
- 北海道寿都町産業振興課農政係長 土開 直樹 氏
「再生可能エネルギーを通じた地域産業の活性化~地域のエネルギーで地域を豊に!!~」
- 岩手県宮古市市民生活部環境課自然エネルギー推進室長 三浦 幸紀 氏
「森・川・海の再生可能エネルギープロジェクト~宮古市スマートコミュニティ事業について~」
- 意見交換会
参加者の感想
- 自治体で取り組んでいる事例のセミナーで、自分の自治体に当てはめてイメージしやすい内容だった。
- 実務経験の長い方による具体的なお話で非常に興味深かった。自治体自ら発電事業に取り組まれており、現場での苦労話もあり参考になった。
- 様々な事業について学ぶことが出来た。また、官民一体の重要性についても学ぶことが出来た。
- このようなセミナーは非常に参考になるので、また開催してもらいたい。
平成28年度エコタウン推進委員会
自治体向けワーキンググループの開催
スーパーバイザーとして早稲田大学大学院 環境・エネルギー研究科の小野田 弘士准教授をお招きし,エコタウン形成に関する現状の課題と今後のあり方を検討し,議論する場であるワーキンググループを開催しました。
- 第1回ワーキンググループ
スーパーバイザーによる事例紹介と意見交換会
- 第2回ワーキンググループ
視察会兼第1回事後アンケート結果及び視察先に関する意見交換会
- 第3回ワーキンググループ
第2回事後アンケート結果等に関する意見交換会
- 第4回ワーキンググループ
第3回事後アンケート結果等に関する意見交換会
先進地視察会イン岩手県紫波町
平成28年11月15日(火曜日)に先進的な取り組みを行っている岩手県紫波町の関連施設を見学する,県内市町村職員向けの視察会を開催しました。
- 開催日時:平成28年11月15日(火曜日)午後1時から午後4時まで
- 視察場所:オガール(岩手県紫波町紫波中央駅前二丁目1-1)
- オガールタウン
- オガールプラザ
- エネルギーステーション
平成27年度エコタウン推進委員会
エコタウン形成に向けた自治体職員向け講演会
「エコタウン」「スマートシティ」へのアプローチ,地域の資源を活用してエコタウンの形成に関する講演会を開催しました。
- (1)開催日時:平成27年10月7日(水曜日)午後1時から午後5時まで
- (2)開催場所:KKRホテル仙台3階朝日
- (3)次第
- 講演「スマートコミュニティへのアプローチ」
講師:早稲田大学環境・エネルギー研究科准教授小野田 弘士氏
- 講演「土湯温泉町の復興再生と再生可能エネルギーへの取り組み」
講師:株式会社元気アップつちゆ 代表取締役社長加藤 勝一氏
- 県内事例紹介「東松島市の復興と環境未来都市」
講師:東松島市復興政策部復興政策課長兼環境未来都市推進室長 高橋 宗也氏
- 県施策紹介「宮城県のエコタウン導入推進施策」宮城県環境生活部再生可能エネルギー室
聴講者の感想
- スマートコミュニティは目的ではなく手段である,どのようなまちづくりをしたいのかということが重要だということに改めて気づき,今後の事業に生かしたと思った。
- さまざまな事例について説明があり,地域特性を生かした再エネの導入について,メリットや問題点が整理できた。
- 市町村が苦慮している課題や専門の有識者による最新の情報について知れるため,今後も参加したい。
先進地視察会イン東松島市
平成27年10月7日(水曜日)に開催された自治体職員向け講演会で,先進的な取り組みを紹介された東松島市の関連施設を見学する視察会を開催しました。
- 開催日時:平成27年11月6日(金曜日)午後1時から午後4時まで
- 視察場所
- 東松島型地域住宅みんなの家(東松島市矢本字下浦196-1)
- スマート防災エコタウン(東松島市赤井字南一158)
- ディスカバリーセンター(東松島市小野字鍛冶沢1-1)
東松島型地域住宅みんなの家
説明を聞く参加者
防災調整池での太陽光発電(スマート防災エコタウン)
平成26年度エコタウン推進委員会
- 開催日時:平成26年10月17日(金曜日)午前10時30分から午後2時45分まで
- 開催場所:夢メッセみやぎ 西館会議室・大,西館展示場
- 議題
- 先進事例「地域主導による再生可能エネルギー利用の現状と将来」
講師:自然エネルギー信州ネット事務局長 宮入 賢一郎氏
- 県内市町村の事例紹介「大崎市の再生可能エネルギー産業の取り組みについて」
講師:大崎市産業経済部産業政策課新産業・グリーンエネルギー推進室室長補佐 寺田 洋一氏
- 平成26年度県の施策宮城県環境生活部再生可能エネルギー室
- ソーラー水素ステーション及び外部給電付き燃料電池電気自動車について
講師:埼玉県環境部環境政策課 環境エネルギー・放射線担当技師 吉野 徳幸氏
会議の状況
水素ステーション模型
燃料電池電気自動車