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農業・園芸総合研究所では,11月7日,「令和元年度 食のスペシャリストと園芸研究者との交流会」を開催しました。この交流会は,県内の和食や中華,フレンチ,イタリアンの料理人の方々などをお招きし,試験研究ほ場の視察や試験品目の試食を通して交流を深めるとともに,現在取り組んでいる試験研究課題や対象とする品種,品目に対する評価をいただくもので,「食材王国みやぎ『伝え人』」でもあるトラットリア・クチーナ・オランジェリーの瀬戸正彦料理長の発案により実現したものです。
当日は,料理人に加え,ソムリエやフードコーディネータ,生産者等31名の参加があり,高度環境制御温室での試験状況や宮城県オリジナルイチゴ品種「にこにこベリー」の試験ほ場,露地野菜や新品種の育成ほ場,リンゴの機械化樹形の試験ほ場を見学いただきながら,研究員から試験研究の目的や成果を説明しました。
また,当所から,食材として12品目35品種の野菜・果物を提供し,瀬戸料理長らが腕を振るって調理したものなどを参加者に試食していただきました。
参加者からは,「生産現場を見るのは初めてで,その技術に驚いている。」,「作り手は食材が出来るまでのストーリーや生産者の思いを受け継いでそれをお客様に提供している。」,「生産性も大事だが味も発信できるようなものを開発してほしい。」といった意見や感想をいただきました。
なお,交流会終了後には,研究課題や対象品目等に関するアンケートも実施していますので,その結果を今後の試験研究課題の立案や対象品目の選定に役立てていく予定です。
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