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宮城県では,活力ある農業・農村が持続的に発展していくため,「みやぎのスマート農業推進基本方針」を定め,ICTやロボット,AIといった先端技術を活用した先進的な農業技術,いわゆる「スマート農業技術」の普及を推進しています。
令和元年度より,農林水産省の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」事業を活用し,東松島市の100ha規模の土地利用型経営体を実証農場として,水稲・麦・大豆の2年3作,水稲・麦・大豆・大豆後の飼料用トウモロコシの3年4作体系で,生産から出荷までの一貫体系において,スマート農業機械を汎用利用し,省力化とコスト低減を目標に取り組んでいます。
実証している技術は,直進キープ機能付き田植機,GPSアシストトラクタ,ロボットトラクタ(写1)による作業効率の向上,自動給排水システム,ラジコン除草機による中間管理作業の省力化,食味・収量センサ付き自動走行コンバイン,マルチロータ(写2)によるリモートセンシングや肥料農薬散布による収量・品質の高位安定生産等です(写3)。
本実証プロジェクトでは,現場実装にあたって,どのような課題があるのかを検証し,その成果を活用して,初心者でもベテラン農業者と遜色ない作業精度を実現できる「スマート農業技術」を導入した経営体が次々に誕生する「スマート農業先進県」を目標に,農業を若者があこがれる魅力ある産業とすることを目指して,水田作におけるスマート農業の実証に取り組んでいきます。
写真1 ロボットトラクタによる無人走行耕起作業
写真2 マルチロータによる農薬散布
写真3 マルチロータによる葉色(NDVI)マップと食味収量センサ付きコンバインによる収量マップ
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