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平成29年12月、気仙沼地方振興事務所が進めていた船尻地区農地海岸復旧工事が完成しました。当工事では、「ケーブルクレーン(索道)」を使用した施工を行いました。ケーブルクレーンは、空中に架け渡したワイヤーロープに搬器(はんき)を懸垂して荷物運搬する施設のことで、船尻地区のような断崖下かつ狭隘(きょうあい)、さらに現地に下る道路もない現場状況でも安全かつ効率的に作業を進めることが出来ます。農業土木分野では施工例の少ない工法といえますが、安全性や経済性などを考慮して採用しました。
(前回:船尻地区農地海岸復旧工事の着工(平成29年4月時点))
ケーブルクレーンの採用より、このような厳しい現場環境でも資材運搬やコンクリート打設などの施工を安全かつ速やかに進めることが出来ました。
ドローンによる上空からの撮影【施工前・完成後】
施工前→→→完成後
船尻農地海岸は、平成23年東北地方太平洋沖地震災害により被災しました。その後、平成25年及び平成28年の波浪においても被災しており、早急な復旧が必要とされていました。
施工前→→→完成後
東日本大震災により沈下した堤防の嵩上げ復旧(L=20.1m)
施工前→→→完成後
波浪により倒壊した堤防の復旧(L=17.8m)
施工前→→→完成後
波浪により倒壊した堤防の復旧(L=18.0m)
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