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宮城県では平成18年度から建設工事において総合評価落札方式を実施しており,平成21年度からは建設関連業務でも試行されております。当初,総合評価落札方式は,平成18年度に職員が作成したExcelを利用した「総合評価支援システム」を用いて実施していました。しかし,この総合評価支援システムは,Excelの関数やマクロ(プログラム)を複雑に用いて作成されていたため,利用者の環境の多様化に全て対応することが困難になり,最新のOSやExcelのファイル形式では不具合が発生することも確認されておりました。また,マクロ(プログラム)を利用しているため,ウィルス感染の危険性など,セキュリティー上も脆弱となっています。このため,平成22年度に新しくWEB版の宮城県建設工事等総合評価支援システムを構築し,総合評価落札方式の運用を支援していくこととしました。
平成22年度に構築された現行システムは,発注者,入札参加者ともにインターネットエクスプローラを利用し,「宮城県建設工事等総合評価支援システム」に電子入札システムのユーザID・パスワードでログインすることで,総合評価をWEB上で行えるようになり,導入当初のような入札情報サービスからの総合評価システムファイル(Excel)のダウンロードの必要はありません。
また,導入当初は総合評価システムファイル(Excel)を電子入札時に添付していただいておりましたが,現行システムでは「宮城県建設工事等総合評価支援システム」で出力される総合評価技術資料証明ファイル(PDF)を添付することになっております。
一方,WEB上で入力するため,データの保存方法も,導入当初のようにExcelファイルによる保存から,サーバによる一括保存に変わったことから,Excelファイルとして各自保存する形態が取れなくなっておりますので,WEB上で入力したものを各自出力して保存する必要があります。
また,総合評価落札方式の実施にあたっては,公平な評価を行うことが重要なことから,「施工計画等」・「技術提案等」の評価については,入札参加者名を伏せた状態で実施し,その後にその他の「価格以外の評価点」及び「価格評価点」の算出を行うようシステムを構築し,総合評価の公平性の向上に取り組んでおります。
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