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ジャン=フランソワ・ミレー(1814-75)は、それまで絵画の主題とはなりえなかった厳しい農民の労働を見つめ、荘厳な農民画の世界を生み出した画家として知られています。その背景には、フランス初の風景画派の誕生の地となった、バルビゾン村の自然豊かな制作環境がありました。また一方で、幼い頃から育まれた自然に対する畏敬、身近な者への慈愛も、その作品を語る上で欠かすことのできない要素です。
家族や近しい人たち、大地と自然、そこに根ざして生きる人々や動物たちなど、ミレーは自らが愛情と共感を寄せたものたちをモチーフとし、温かさと尊厳を備えた作品を描きました。そこにはノルマンディーの寒村で過ごした子供時代のまなざしや、妻と共に9人の子を育てた父親としてのまなざしを感じることができます。
ミレーの生誕200年を記念するこの展覧会では、画風を模索する初期の作品から、バルビゾン村移住後の名品まで、国内外のミレー作品約80点によりその制作の跡を追います。
会期 | 2014年11月1日(土曜日)–2014年12月14日(日曜日) |
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休館 | 月曜日(ただし11月3日・24日は開館、11月4日・25日は休館) |
料金 | 一般1,500円(1,400円),学生1,300円(1,200円),小・中学生,高校生800円(700円) ( )内は20名以上の団体料金 |
主催 | 宮城県美術館,河北新報社,仙台放送 |
後援 | 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本,岩手めんこいテレビ,さくらんぼテレビジョン,福島テレビ |
特別協賛 |
杜の都信用金庫 |
協賛 |
サン・ベンディング東北 |
企画協力 |
ホワイトインターナショナル |
前売券 |
一般1,300円,学生1,100円,小・中学生・高校生600円 |
講師 |
井出洋一郎(府中市美術館館長、本展監修者) |
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日時 | 11月1日(土曜日) 午後2時から |
会場 | 講堂 ※アートホールから変更になりましたので、ご注意ください。 |
料金 | 無料 |
申込 | 不要 |
講師 | 小檜山祐幹(当館学芸員) |
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日時 | 12月6日(土曜日) 午後1時から |
会場 | 東北工業大学一番町ロビー4階ホール |
料金 | 無料 |
申込 | 不要 |
詳しくはこちら 平成26年度まちなか美術講座 |
講師 |
当館学芸員 |
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日時 |
11月2日(日曜日),11月24日(月・祝),12月5日(金曜日) 各日とも午後2時から |
会場 |
アートホール |
申込 |
不要 |
《青い服を着たポーリーヌ・オノ》
油彩・カンヴァス
1841-42年
トマ=アンリ美術館
© Daniel Sohier/ Musée d’art Thomas-Henry, Cherbourg-Octeville
《落ち穂拾い、夏》
油彩・カンヴァス
1853年
山梨県立美術館
《牛に草を食ませる女》
油彩・カンヴァス
1857-58年
ブル王立修道院付属美術館
© Hugo Maertens, Bruges
《刈り入れ》
パステル・紙
1866-67年
ひろしま美術館
《バター作りの女》
油彩・カンヴァス
1870年
吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)
《農民の家族》
油彩・カンヴァス
1871-72年
ウェールズ国立美術館
©National Museum of Wales
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