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【援護恩給班】
宮城県では,本県関係戦没者慰霊施設(常盤台霊苑(仙台市青葉区小松島)・宮城之塔(沖縄県糸満市摩文仁))の維持管理を行っております。
常盤台霊苑は,本県関係の戦没者を慰霊するため,昭和28年に国から譲渡を受け,戦没者慰霊の合葬碑等を建立し,慰霊祭等を行っております。
常盤台霊苑は一般に開放していませんので,許可無く立ち入ることはできません。
年月日 | 事項 |
---|---|
明治4年11月 | 仙台鎮台が設置される。 同時期に「仙台陸軍墓地」(仙台市向山鹿落)が設置される。 |
明治8年 | 歩兵第四聯隊が創設される。 |
明治9年 | 兵員の増加により,墓地の拡張が必要となり,宮城郡原町小田原(現在の仙台市青葉区小松島)に新たな墓地が整備される。 |
明治25年7月 | 向山鹿落の陸軍墓地が廃止され,小田原の墓地へ改葬される。 |
明治40年3月 | 「明治三十七八年戦歿病歿者之墓」が建立される。 |
昭和8年10月 | 「満洲事変戦死病歿者合葬之墓」が建立される。 |
昭和15年秋 | 戦没者の激増に伴い,戦没者の分骨を納めるために,納骨堂(現在の待合室)が建立される。 |
昭和20年8月 | 終戦。 墓地施設は,大蔵省の所管となり,聯隊区司令部が管理することとなる。 |
昭和20年12月 | 聯隊区司令部が宮城地方世話部と改称される。 |
昭和22年5月 | 地方世話部の廃止に伴い,宮城地方世話部は宮城県の機構に入り,宮城県民生部世話課となる。 |
昭和22年7月 | 大蔵省から宮城県が施設の無償貸与をうける。 |
昭和28年11月 | 大蔵省から宮城県が施設の無償譲渡をうける。 「常盤台霊苑」と改称し,「大東亜戦争戦歿勇士合葬之墓」を建立する。 除幕式及び慰霊祭を挙行する(11月20日)。 以後,県有の戦没者慰霊施設として今日に至る。 |
宮城之塔は,太平洋戦争最後の戦場となった沖縄県摩文仁の丘に,今次大戦において戦没した本県出身の勇士45,500余柱の霊を慰霊するため,昭和43年に建立し,毎年10月下旬に沖縄「宮城之塔」慰霊祭を行っております。
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