掲載日:2023年12月8日

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下水道Q&A

ボルルンセンエンちゃんの下水道なんでもQ&A

ボルルンセンエンちゃん

このコーナーでは、下水道に関してよく聞かれる質問をまとめてみました。

みなさんはどれくらい分かりますか?

気になる質問をクリックすると、ページ下の解説へ移動します。

質問一覧
No. 質問の内容

1

「下水」ってなに?トイレからの水のこと?

2

「下水道」ってなに?下水管のこと?

3

「マンホール」は何のためにあるの?

4

人が家庭で汚してしまう水の量は、1日でどれくらい?

5

下水処理場では下水をどうやってきれいにしているの?

6

きれいになった水は飲めないの?

7

下水道にかかるお金はどれくらい?だれが払っているの?

8

下水道を作ったり、運営しているのはだれ?

9

下水には何でも流していいの?

No.1 「下水」ってなに?トイレからの水のこと?質問一覧へ戻る

それだけではありません。家庭・学校・会社・お店・工場などで人が使って、汚して、捨てた水全部のことです。また、空からの雨水(あまみず)や雪どけの水も下水にうちに入ります。

詳しい解説

生活排水と雨水を一緒に集めて処理する方式を「合流式」、分けて集めて処理する方式を「分流式」と言います。中南部下水道事務所の4つの処理場はいずれも、「分流式」です。

下水って何の水?の表
下水 家庭から・・・トイレ・洗面・洗濯・台所・風呂場 下水処理場へ
学校から・・・トイレ・手洗い場・給食調理室・理科実験室
会社・お店・工場などの排水
雨水、雪どけ水 河川等へ

No.2 「下水道」ってなに?下水管のこと?質問一覧へ戻る

下水管だけではありません。「下水」を集め、運び、きれいにするための設備全部をいいます。

家庭、学校、工場で下水を集めるための設備や配管など

道路の下の下水管、マンホールやポンプ場など下水を運び、送る施設

集めた水をきれいにする下水処理場のいろんな設備、機械など

No.3 「マンホール」は何のためにあるの?質問一覧へ戻る

マンホールから下水道管に入り、点検したり、掃除したりします。どんな水が流れているか調べるときも、ここから水を取ります。とても大切な場所ですね。また、マンホールの中はとても深く危ないので、点検でフタがあいていてもゼッタイに近づいてはいけません!

No.4 人が家庭で汚してしまう水の量は、1日でどれくらい?質問一覧へ戻る

1日で1人あたり230リットル(仙塩流域)です。
トイレで流して、顔を洗って、歯みがきして、食器を洗って、洗濯して、お風呂に入って、車を洗って・・・・・・私たちはいろいろな場面で、たくさんの水を汚しながら暮らしています。

No.5 下水処理場では下水をどうやってきれいにしているの?質問一覧へ戻る

  1. まず大きなゴミや砂や泥は沈め、油は浮かせてとる。
  2. 次に水にとけている汚れを小さな生物に食べさせてきれいにする。小さな虫たちのミラクルパワー!
  3. 太って重くなった虫たちが沈んだあと、きれいになった水を消毒して川や海にかえす。(もっときれいにするため、ちょー細かなものまで取り除く方法もあります)

エアレーションタンク内で汚れを食べて活動している主な微生物(びせいぶつ)

ボルティセラの写真ボルティセラが僕。ボルルン!(画像)

ボルティセラ

アスピディスカの画像

アスピディスカ

トラケロフィルムの写真

トラケロフィラム

微生物の世界を覗いてみてください!

マンガ微生物の世界

詳しい解説

汚水の処理方法は大きく分けて一次処理と二次処理及び高度処理があり、一次処理は下水中の固形物や浮遊物を物理的に沈澱(ちんでん)・浮上させ取り除くものです。二次処理は、微生物反応(下水中に強制的に空気を送り込み、微生物の活動を活発にして汚水を分解させる反応)を利用して有機物質の除去を行うものです。この微生物は活性汚泥(かっせいおでい)とも言います。
また、高度処理は、一次処理及び二次処理では十分に除去できない有機物、窒素、リンなどのより高度な除去を行う方法です。
仙塩浄化センターでは、下水が処理場にたどり着いてから、放流されるまでの時間は20時間ぐらいです。

二次処理の種類の主なものの表
処理方法 説明・特徴 備考
標準活性汚泥法
(ひょうじゅんかっせいおでいほう)
水処理する池を3つに分け、第1の池(最初沈澱池)では下水をゆっくり流し、細かいごみや土砂を沈殿させ、第2の池(反応タンク)に投入する。
この第2の池に空気を送り込み、微生物の活動を活発にして汚泥を分解する。その後、第3の池(最終沈澱池)で上澄みの水と沈んだ微生物とに分け、水は消毒して放流し、微生物(活性汚泥)は再び第2の池に送られる。
最も一般的な処理方法。
大規模な処理場に適している。
オキシデーションディッチ法 水処理する池を陸上競技場のような楕円に形成する。この楕円形の池(オキシデーションディッチ)に汚水と微生物を投入し、ぐるぐる循環させながら空気と攪拌させる。その後、別の池(最終沈澱池)にこの水を移し、上澄みの水と沈んだ微生物とに分け、水は消毒して放流し、微生物は再び楕円形の池に送られる。 構造が簡単。
処理場の規模が中規模のものに適している。
ステップエアレーション法 標準活性汚泥法とほぼ同じであるが、第2の池(反応タンク)に微生物を混ぜるポイントが3~4箇所あり、第2の池の微生物の量を均等にすることによって処理する方法であるため、この池の容量を小さくすることが可能である。 大規模な処理場に適している。
回分式活性汚泥法
(かいぶんしきかっせいおでいほう)
1つの池で微生物の反応と、処理水の分離排出を行う。排出した水は消毒して放流する。また、微生物の反応のための空気の量を多くしたり(好気状態)、少なくしたり(嫌気状態)する事により、リンや窒素の除去も期待できる。 小規模の処理場に適している。
嫌気好気ろ床法
(けんきこうきろしょうほう)
生物膜を利用した処理方法の一つで、まず水処理の池を2種類設置する。はじめに嫌気性ろ床槽(投入する空気を少なくした槽)で嫌気性微生物を反応槽内のろ材に付着補足させて汚水中の有機物分を分解する。その後、沈んだ微生物と分解しきれなかった残りの汚水に分けて、汚水を粒状ろ材を充填した好気性ろ床槽(投入する空気を多くした槽)に投入し、処理する。 小規模の処理場に適している。

No.6 きれいになった水は飲めないの?質問一覧へ戻る

残念ながら飲めません。人が飲めるまできれいにするには、もっともっと設備が必要だし時間もかかります。
また、きれいになった水の一部は下水処理場内の設備でもう一度利用したり、トイレの水や公園にまく水に利用しているところもあります。

No.7 下水道にかかるお金はどれくらい?だれが払っているの?質問一覧へ戻る

下水管や処理場をつくるだけで何百億円もかかります。また、下水を処理する機械を1年間動かすだけでも何億円もかかります。
それらのお金は税金のほか、下水道を利用する人が下水を流す量に応じて払っているお金があてられています。

No.8 下水道を作ったり、運営しているのはだれ?質問一覧へ戻る

下水道は暮らしにかかせない大切な施設なので、おもに市町村や県などが責任をもって作り、管理運営を行っています。

No.9 下水には何でも流していいの?質問一覧へ戻る

下水は下水管を通り、微生物の力で処理しています。つまり、下水管や微生物に害を与えるもの、微生物の力ではきれいにできないものは、下水に流せません。

具体的には・・・

  • 微生物を死滅させるもの:農薬・劇薬
  • 微生物には分解できないもの:ガソリン・シンナー・機械油
  • 下水管を溶かすもの:強酸・強アルカリなどの化学薬品
  • 下水管を詰まらせるもの:ビニール・プラスチック・ティッシュペーパー・紙おむつ

これ以外に、微生物に負担をかける「野菜くず」や「調理くず」なども流さないようにしてください。

お問い合わせ先

中南部下水道事務所総務班

多賀城市大代六丁目4-1

電話番号:022-367-4001

ファックス番号:022-367-4004

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