ここから本文です。
名取市閖上漁港は、古くから名取川の河口を航路として利用して来ましたが、河口特有の自然的条件により、漁船の入出港に際し転覆事故等の危険性が常に伴っていました。危険回避のため航路河床の浚渫や、導流堤等の改修工事等をその都度施工して来ましたが、根本的な解決に至りませんでした。
この改善策として、昭和58年に南側海岸を開削し現漁港へ通じる航路の新設と、副港としての新漁港の建設計画が企画されて、南防波堤・新航路の開削及び護岸等の整備が年次計画により推進されてきました。
新航路は平成13年に完成し、船舶の安全航行はもとより沖合・沿岸漁業の活性化が図られ、地域社会の産業振興にも寄与しています。また新漁港内の-5m岸壁は、災害発生時等の際には、仙南地域の物資輸送の拠点港として機能することにもなります。なお、平成13年度には、新漁港を中心に第56回国民体育大会のヨット競技が開催されました。
また、漁港内のプレジャーボート等の増加に対処するため、平成15年から放置艇対策事業としてボートやヨットの保管施設を3カ年計画で建設してきました。
閖上漁港航空写真
平成16年9月撮影
立入禁止となっている南北にある防波堤に立ち入って釣りを行い海へ転落する事故が発生しています。
下記に示す南導流堤及び南防波堤の侵入防止柵から先は、立入禁止区域です。
(赤枠で囲まれた箇所)
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください