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石巻漁港魚町地区で施工している陸閘(りっこう)の,操作性・安全性を確認するため,工事施工業者の協力を得て,試験運転の見学会を行いました。
見学会では,陸閘の全開閉操作・挟まれ防止装置動作確認・手動ハンドル操作を行い,5分以内での閉扉作業,挟まれ防止装置の正常作動について確認できました。
挟まれ防止装置は3kgの圧力を感知すると自動で停止し,仮に人や車両等が挟まれた場合でも事故を避けられる仕組みとなっています。また,水密性を確保するため,通常は扉部の上下動作も必要となりますが,当陸閘は,底部のゴムに水圧が加わることにより,水密性が確保できる構造としています。これにより,左右動作のみで閉扉が可能です。
この石巻漁港の陸閘が当管内では,初めての完成となり,今後約90基の整備を進めていくこととしています。
陸閘とは・・・通行のため開けている堤防の一部を津波の際に閉じることで堤防の役割を果たす扉のことです。
開催日時 平成29年7月14日 15時00分~16時00分
施工者 北日本機械株式会社
純経間 L=21.0m,有効高 H=1.82m,重量 28t
形式 二相ステンレス製プレートガータ構造横引ゲート
開閉時間 4分30秒(手動ハンドル操作約23分)
全閉操作状況
挟まれ防止装置
手動ハンドル操作状況
水密ゴム
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