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赤潮発生状況
過去の赤潮発生状況(昭和53年~平成23年:PDFファイル)(PDF:275KB)
赤潮とは,海水中のプランクトンが爆発的に発生し,海水の色が赤色や褐色になる現象です。赤潮の原因となるプランクトンには多くの種類がありますが,ここでは代表的なものとして,ノクチルカ・シンティランスとヘテロシク゛マ・アカシオについて説明します。
ノクチルカは渦鞭毛藻と呼ばれるプランクトンで,他の赤潮プランクトンなどと異なり,植物プランクトンや動物プランクトンの卵,魚の卵などを食べて増殖します。本県沿岸では春先から初夏にかけて発生しますが,これまで漁業被害はありません。
なお,ノクチルカは代表的な発光プランクトンで,刺激を受けると青白く光ります。
ノクチルカ・シンティランス(提供:宮城県水産技術総合センター)
ノクチルカ・シンティランスによる赤潮(仙台湾)
全国の沿岸で一般的に発生する種類で,大規模に発生すると魚類養殖などに被害を与えることがあります。
本県では主に港内や湾奥で発生が見られますが,これまで漁業被害はありません。
ヘテロシグマ・アカシオ(提供:神山孝史博士)
ヘテロシグマ・アカシオによる赤潮(茶褐色の部分)
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