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掲載日:2022年2月21日

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研究トピックス(R3)/市販で手に入る軽労化製品の効果検証

農業・園芸総合研究所野菜部

農業・園芸総合研究所では令和元年度から農作業軽労化の研究に取り組んでいます。令和元年には道の駅村田の出品者を対象にしたアンケートを行い,つらいと感じる農作業と体の部位を聞き取りました。その結果,作業別では除草作業が,部位別では腰部がつらいという回答がそれぞれ最多となりました。また,令和2年の研究では暑さ指数WBGT28℃以上(熱中症厳重警戒レベル,目安として気温31℃以上)の高温環境下で畝立て作業を行うと,温暖な環境下で畝立て作業を行う場合よりも心拍数が高くなることが分かりました。これらの結果から,農作業の軽労化においては暑さ対策と腰部の負担軽減が効果的であると考えました。
そこで,令和3年に市販のファン付き作業着と腰部の負担を軽減する作業補助器具(写真1)を装着して除草作業を行い,その効果を検証しました。すると,三角ホーを用いて除草作業を行った場合は疲労の軽減が見込まれた一方,刈払い機による除草作業では疲労軽減効果を確認することはできませんでした。
来年度以降は果樹分野において農作業軽労化の課題に取り組む予定です。農家の方々の体の負担を少しでも取り除けるよう,研究を進めてまいります。

ファン付き作業着と作業補助器具の写真

写真1ファン付き作業着(左)と作業補助器具(右)

(野菜部生産工学チーム)

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

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