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商工業の分野では様々なマーケティングの手法が開発・実践されていますが,農業の分野では生産や販売の特性上,活用しにくい場面も多く,未確立の分野と考えられます。
そこで,当研究所では,新規品目を導入した産地や法人,6次産業化に取り組む法人,新規就農者等様々な経営体の方々を対象に,農産物や農産加工品を題材としたマーケティング手法を実践・検証しています。
今年度は,マーケティング手法の一つであるSTP分析を基軸とした体系を検証しています。STP分析は,該当する品目の,どの市場(顧客)を狙い,どのような立ち位置でアピールしていくか決める手法です。まず事前に,自社等を取り巻く社会情勢,競合相手,強み・弱み等の内部・外部環境を整理し,STP分析を行った後に商品仕様や販売方法等具体的な戦略を導き出します。
今後は,経営体等の販売力強化が図られるようマーケティング手法についての手引きを策定することとしています。
写真1販売戦略グループワークによるマーケティング手法の検証
(情報経営部情報チーム)
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