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食品残さ由来メタン発酵消化液の液肥としての活用ガイド(PDF:5,898KB)
メタン発酵消化液について
近年、世界的な肥料資源の需要増や緊迫する国際情勢を背景に肥料価格が高騰していることから、貴重な未利用の国内肥料資源の一つとしてメタン発酵施設から排出される消化液(メタン発酵消化液)が注目されています。
メタン発酵とは、さまざまな有機物を嫌気性微生物の働きによって分解し、バイオガス(メタンガスと二酸化炭素)を生成する仕組みのことです(図1)。生ごみや家畜ふんなどの廃棄物をメタン発酵することで、発生するメタンガスを燃料や発電熱源として利用できることから、地球温暖化対策の一つとしても注目されています。
バイオガスを発生させた後の残さとして「メタン発酵消化液」と呼ばれる液体が発生します。消化液には、廃棄物由来の固形物のほか、窒素、リンなどの栄養成分が含まれるため、脱水処理や浄化処理を行った上で適正に廃棄処理されていますが、窒素、リンなどは肥料成分でもあるため、農地において液肥としての利用も検討されています。
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