トップページ > しごと・産業 > 農業 > 技術支援 > 研究PRパンフレット・トピックス > 令和元年度 > PRパンフレット > 研究PRパンフレット(H31)/タマネギ「晩秋まき栽培」による6~7月連続収穫

掲載日:2021年11月15日

ここから本文です。

研究PRパンフレット(H31)/タマネギ「晩秋まき栽培」による6~7月連続収穫

一覧に戻る

宮城県農業・園芸総合研究所

タマネギ「晩秋まき栽培」による6~7月連続収穫(PDF:199KB)

野菜部 露地野菜チーム TEL:022-383-8124

研究の目的

当所でこれまで提案してきた春まき栽培は,慣行の秋まき栽培と組み合わせることで,ほ場と機械の効率的利用,労力分散などのメリットがありますが,さらに6月から7月まで同一品種での連続収穫を可能にするため,新作型の「晩秋まき栽培」を検討しました。

研究成果

晩秋まき栽培の標準的な作業時期は,11月下旬播種,3月上中旬定植,6月下旬収穫です。慣行秋まき栽培,春まき栽培とは異なる作業時期であり,春まき栽培よりも7〜10日倒伏が早まり,この3作型を併用すると,同一品種で6月上旬〜7月下旬まで収穫時期が連続することが明らかになりました(図1,表1)。

晩秋まき栽培には,秋まき用品種の中生から中晩生のうち,病害に強く貯蔵性の良い品種が適します。特に,「もみじ3号」,「ネオアース」,「ターザン」は収穫時期,球重,収穫後腐敗の少なさを考慮すると最適な品種です(表1)。

タマネギの作型と品種の収量比較

利活用の留意点等

晩秋まき栽培の育苗は,慣行のセルトレイ(288穴,448穴)を用い,ハウス内で播種から定植まで無加温で育苗できます。
晩秋まき栽培に使用する機械(播種機,定植機,収穫機,回収機,調製・選別機,乾燥機など)は,全て他2作型と共通に利用できます。

  • 本研究は,革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)「寒冷地の水田作経営収益向上のための春まきタマネギ等省力・多収・安定化技術の開発とその実証」により実施しました。

より詳しい内容は「普及に移す技術」第94号(平成31年4月発行)「タマネギ「晩秋まき栽培」による6~7月連続収穫」をご覧ください。
普及に移す技術

QRコード

お問い合わせ先

農業・園芸総合研究所企画調整部

名取市高舘川上字東金剛寺1(代表)

電話番号:022-383-8118

ファックス番号:022-383-9907

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は