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福祉科では,国家資格である「介護福祉士」の資格取得を目指すことはもちろん,高齢者・障害者だけでなく幅広く人の人生に寄り添うことのできるスペシャリストを目指します。実際の介護現場での実習を通して豊かな人間性を育み,これからの福祉社会を担う人材となれるよう,確かな技術やコミュニケーション能力を磨きます。
「福祉科」のある県立高校は1校で,登米総合産業高校です。登米総合産業高等学校では,「介護福祉士」の受験資格を得ることができます。登米総合産業高等学校の他に,迫桜高等学校総合学科「福祉教養系列」でも,決められた単位を修得することによって介護福祉士の受験資格を得ることができます。
社会福祉基礎 | 介護福祉基礎 | コミュニケーション技術 |
生活支援技術 | 介護過程 | 介護総合演習 |
介護実習 | こころとからだの理解 |
特に「介護実習」では,地域の介護福祉施設での校外実習を行い,学校以外の多様な介護の場において,サービス利用者や施設スタッフと関わりながら,適切で安全な介護を行うために必要な知識と技術を,体験を通して学びます。時間数も多く設定されており,福祉に関する仕事を目指す人にとって重要な科目となります。
授業の様子(登米総合産業高等学校) |
校内実習の様子(登米総合産業高等学校) |
授業の様子(登米総合産業高等学校) |
介護技術コンテスト奨励賞受賞(R4)(登米総合産業高等学校) |
卒業後は,介護福祉士として介護福祉施設や障害者施設等で働くことを目指したり,大学や専門学校に進学して社会福祉士,看護師,理学療法士,保育士等を目指す生徒もいます。特に就職では,地元の施設に就職する生徒が多く,地域の大切な介護人材として即戦力として働いています。
福祉科 | 令和3年度 | 令和2年度 |
卒業生数 | 21名 | 26名 |
就職(福祉関係) | 15名 | 12名 |
就職(医療系) | 0名 | 1名 |
進学 | 6名 | 13名 |
介護福祉士国家試験合格率 | 100% | 92.3% |
福祉科が設置されているのは1校です。
学校名クリックすると学校のホームページにジャンプします。
介護職で働くために取っておきたい資格は2つあります。
ひとつが国家資格である上記の「介護福祉士」,もう1つに「介護職員初任者研修」があります。
無資格者の場合,施設利用者の身体に直接触れることができない掃除や洗濯などの生活援助サービスや,有資格者のサポート業務などに仕事範囲が限定されてしまいます。入浴や排泄,車いすやベッドへの移乗など,利用者の身体に直接触れる介助を行う際には,最低でも介護職員初任者研修の資格を持っている必要があります。
過去は「ホームヘルパー」と呼ばれていた資格ですが,2013年より「ホームヘルパー2級」は『介護職員初任者研修』に名称が変更になりました。介護職員初任者研修とは,介護の基本をひととおり学ぶいわば介護の入門資格であり,利用者の身体に直接触れる身体介護を行うために必須資格です。
介護職員初任者研修を取得することで一人前の介護職として認識されるため,介護職を目指す人には介護職員初任者研修の修了が最初のステップとなります。
その介護職員初任者研修ですが,宮城県では以下に示す高校で研修修了に必要な学習や実習を確実に行い,その成果が認められると,高校在学中に修了することができます。
福祉科 | 登米総合産業高等学校 |
家政科 | 亘理高等学校 |
総合学科 |
村田高等学校(介護福祉系列) 伊具高等学校(福祉系列) 迫桜高等学校(福祉教養系列) 小牛田農林高等学校(健康福祉系列) 本吉響高等学校(人間環境系列) |
普通科 | 蔵王高等学校 涌谷高等学校 田尻さくら高等学校 |
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