「見える川づくり計画(2021)」を策定しました
1 概要
- 「見える川づくり計画(2021)」は,水防災対策に係るハード,ソフト事業の対応方針や目標,個別事業の具体的な実施内容を示した投資プログラムであり,「宮城県土木・建築行政推進計画(2021~2030)」の河川・ダム分野における水防災対策の実施計画と位置付けています。
- 計画策定に当たっては,治水対策を進める上での問題点を抽出し,解決に向けた課題を設定,課題に対する対応を施策として位置づけました。また,施策と施策ごとの具体的な取組内容を施策体系として整理し,市町村及び住民の皆様からの意見を反映して策定しました。
- 令和4年7月の大雨により,県北部を中心とした甚大な被害が生じ,さらなる治水対策が求められていることから,これらの被害や策定からの社会情勢等の変化等を踏まえ,令和5年3月に整備箇所等の更新を行いました。
2 基本的事項
(1)計画期間
- 計画期間は令和3(2021)年度から令和12(2030)年度までの10か年と設定
(2)対象事業
- 県が実施する河川事業,ダム事業のハード事業のほか,各種ソフト事業や流域治水に係る各関係者と一体となった取組
(3)基本方針
持続可能な地域社会とするため,氾濫をできるだけ防ぎ,被害対象を減少させ,被害を軽減するよう,地域全体で備える
(4)施策
- (1) 将来の降雨量を踏まえた計画作成
- (2) 河川(ダム)整備の更なる加速化
- (3) 河道能力を十分発揮するための適切な維持管理の実施とダム施設の適切な更新
- (4) 既存ダムの治水機能の強化
- (5) 命を守る避難態勢強化に向けた河川情報提供の充実強化
- (6) 「流域治水」の考え方に基づく防災・減災対策の推進
3 策定資料