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近年、温湯浸漬法が急速に普及しているが、その一方でばか苗病の発生面積が増加している。同じ工程で温湯処理を行った種子を用いたにも関わらず、ばか苗病の発生程度に違いが見られ、温湯処理後の育苗環境により防除効果が低下する可能性が考えられた。そこで、温湯処理後の種子管理や育苗管理方法がばか苗病の発生に及ぼす影響を検討したところ、ばか苗病発生量と有意な相関関係が得られたのは浸種温度、催芽温度、出芽方法であり、高温での浸種、低温での催芽及び無加温出芽で発生量が多かった。また、現地のばか苗病発生農家では無発生農家に比べて浸種温度が高い傾向が見られ、浸種温度はばか苗病発生量に大きな影響を及ぼすと考えられた。
水稲、イネばか苗病、温湯浸漬法、育苗管理、浸種温度
育苗管理方法がイネばか苗病の発生に及ぼす影響(PDF:488KB)
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