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ダイズ栽培において非選択性除草剤の畦間散布用に開発された吊下げ式処理装置は、散布部の高さや幅、角度の調整が自在であり作物自体へ向けても薬剤の散布ができるため病害虫防除へ適用が可能である。散布部の高さや角度の調整によりダイズの莢へ効率的に薬剤を付着させることができるため、薬液減量散布の可能性があるものと考え、吊下げ式処理装置を用い散布薬液量を標準より減量して子実病害虫に対する効果を検討したところ、紫斑病に対しては標準の200L/10aから50L/10aに減量しても高い効果があった。また、殺虫剤を混用することにより子実害虫類に効果が認められ、減量散布において害虫類との同時防除も可能と考えられた。莢に対する薬剤の付着量は地上20cmから60cmにおいでほぼ均一と考えられた。散布者の薬剤被曝量、圃場外へのドリフトは吊下げ式処理装置、通常ノズルともきわめて少なかった。
減量散布、吊下げ式処理装置、大豆、紫斑病、マメシンクイガ、フタスジヒメハムシ
吊下げ式処理装置装着ブームスプレーヤによるダイズ病害虫防除の薬液減量散布(PDF:505KB)
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