第6回対応検証委員会の開催結果
委員会の開催概要
1.日時
平成17年6月2日(木曜日)午後2時30分から午後7時00分まで
2.場所
宮城県庁9階「第一会議室」(仙台市青葉区本町三丁目8番1号)
3.出席委員
田中委員長、犬飼委員、小賀野委員、宮本委員
4.議事
議事1 関係職員ヒアリング(対象職員数:4名)について
主なヒアリング項目は、次のとおりである。
- 悪臭、水質等の苦情への対応について
- 届出・許可を含めた事業者への指導監督について
- 容量超過埋立・区域外埋立の認識、埋立容量の把握について
- 本庁と出先機関との役割分担、権限行使に当たっての意思決定の仕組み、組織の問題点等について
- 県警本部等ほかの機関との連携について
- 業者実施分・県実施分ボーリング調査について
議事2 報告書の骨子について
概要説明後、委員が指摘した主な論点は、次のとおりである。
- 県の調査結果では、黒い水の原因は、廃棄物由来とすることも否定できず、土壌由来と断定することはできないのではないか。
- 平成12年6月に、埋立容量10%未満の増の軽微変更届が提出されたときには、届出を受理すべきか否かを検討しているが、本来検討すべきだったのは、埋立を停止させるべきか、継続させるべきかということではなかったのか。
- 事業者の違反行為に対する問題意識が、後年度にきちんと引き継がれていないという問題を指摘するべきではないか。
- 処分場からの悪臭、住民からの苦情等が出ているにもかかわらず、県は、そのシグナルを生かすことができなかった。特に、住民からの苦情は、尊重して行政対応すべきだったのではないか。
- 事業者に対する認識が甘かったのではないか。平成12年11月の軟禁・脅迫事件については、公務執行妨害も成立しているのであり、県の危機意識に対する認識に問題があったのではないか。
議事3 第7回検証委員会の会議の公開・非公開について
会議の公開・非公開については、非開示情報(個人情報)が含まれる事項があることから、情報公開条例(平成11年宮城県条例第10号)第19条の規定により非公開とすることが委員会で確認された。