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ご来館に当たり、必ず下記の「ご来館の皆様へのお願い」をご一読ください。
【展覧会概要】
宮城県美術館は、今年6月からリニューアル工事に入ります。休館前最後の展示となる本展では、1981(昭和56)年の開館から40年以上の歴史の中でコレクションとなり、美術館を特色づけてきた数々の作品の中から、今見ておきたい選りすぐりの名品を展示します。
会期 |
2023年4月19日(水曜日)~6月18日(日曜日) |
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会場 |
本館1階展示室、佐藤忠良記念館展示室 |
休館 |
月曜日(5月1日は開館) |
料金 |
一般300円(240円)/大学生150円(120円)/高校生以下無料 ( )は20名以上の団体料金。 ※特別展の観覧券をお持ちの方は、コレクション展示もご覧いただけます。 ※5月5日(金曜日)、5月18日(木曜日)は常設展無料観覧日。 |
出品目録 |
月刊絵本「こどものとも」(福音館書店)の初期作品を中心とする絵本原画コレクション。その中でも最も多くの所蔵数を数えるのは山脇百合子さん(やまわき・ゆりこ、旧姓大村、1941-2022)の作品です。《いやいやえん》《そらいろのたね》《あひるのバーバちゃん》など、「ぐりとぐら」の絵でもおなじみの山脇さんの手から生まれた童話や絵本のイメージは、多くの読者の思い出に残っていることでしょう。
昨年逝去された山脇さんの制作の歩みを、通常より拡大した12タイトル約200点の原画によって振り返ります。
明治時代に日本の洋画黎明期を担った高橋由一や、大正・昭和期に古典追究の上に新しい感覚の日本画を描いた安田靫彦、近年世界的な注目を集めている戦後のムーブメント「GUTAI(具体美術協会)」の吉原治良の作品など、多彩なコレクションの中から選りすぐりの近現代美術約40点を展示します。
萬鉄五郎や松本竣介、平福百穂など、美術の世界に確かな足跡を残した東北ゆかりの画家たちの作品もどうぞお見逃しなく。
洲之内徹(すのうち・とおる、1913-1987)は、美術エッセイ「気まぐれ美術館」で人気を博した文筆家として、また「現代画廊」を経営した画廊主として知られています。洲之内の死後当館が収蔵した「洲之内コレクション」は、彼が最後まで手元に置いていた作品たちであり、自身の眼で評価した、「盗んでも自分のものにしたくなるような」作品でした。
今回は洲之内コレクションの中から、洲之内の著作『絵のなかの散歩』や『気まぐれ美術館』に登場した作品たちを中心に展示します。
20世紀以降の美術に多大な影響をもたらした、パウル・クレー(1879-1940)とヴァシリー・カンディンスキー(1866-1944)。今回はコレクションの中でも選りすぐりの代表作を並べて、二人の歩みを概観していただきます。そのほか、同時代を生きたドイツ表現主義の画家たちの作品も展示します。
山脇(大村)百合子 《そらいろのたね》20-21頁原画 1964年 |
山脇百合子 《あひるのバーバちゃん》30-31頁原画 1974年 |
高橋由一 |
松本竣介 《画家の像》 1941年 |
《花の酔》 1912年頃 |
平福百穂 《猟》1920年 |
吉原治良 《丸》 1971年 |
青野文昭 《なおす・延長 宮古 1997.5.8》1997年 |
海老原喜之助 《ポアソニエール》 1935年 洲之内コレクション |
長谷川潾二郞 |
ヴァシリー・カンディンスキー 《商人たちの到着》 1905年 |
パウル・クレー |
宮城県生まれの彫刻家・佐藤忠良(さとう・ちゅうりょう、1912-2011)による彫刻の代表作を中心に、初期から晩年までの作品を紹介します。
今回の展示では、《群馬の人》や《帽子・夏》といった彫刻の代表作はもちろん、彫刻家の眼が感じられる人物デッサンや日常的なスケッチなどを多数展示します。
佐藤忠良 《群馬の人》1952年 撮影:上野則宏 |
佐藤忠良 《帽子・夏》1972年 |
佐藤忠良 《自画像》1972年 |
佐藤忠良 《赤ちゃん帽》1984年 |
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、予定が変更になる場合がありますのでご注意下さい。
「リニューアル直前!今見ておきたい○○」と題して、会期中の毎週土曜日に当館学芸員がお話します。
日 時:4月22日(土曜日)4月29日(土曜日・祝日)、5月6日(土曜日)、5月13日(土曜日)、5月20日(土曜日)、5月27日(土曜日)、6月3日(土曜日)、6月10日(土曜日)、6月17日(土曜日)
いずれも午前11時~(30分程度)
集合場所:本館1階展示室入口前
※午前10時30分より整理券を配布します。
※参加には特別展またはコレクション展示の観覧券が必要です。
定 員:先着15名
各回のテーマなど、詳細はコレクション展示ギャラリー・トークのご案内をご覧ください。
日 時:5月21日(日曜日)、5月28日(日曜日)
いずれも午後2時~午後4時(120分程度)(開場は午後1時30分)
講 師:古田亮(東京藝術大学大学美術館教授)、荒井経(東京藝術大学大学院教授・日本画家)
会 場:宮城県美術館 講堂
定 員:各回150名 ※要事前申し込み
申込方法など詳細は、令和5年度美術館講座のご案内をご覧ください。
主 催:宮城県美術館・東北工業大学
日 時:6月3日(土曜日)午後1時30分~
講 師:当館学芸員
会 場:東北工業大学 一番町ロビー
定 員:先着50名 ※申し込み不要
詳細は、東北工業大学ホームページ「まちなか美術講座 」(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)のご案内をご覧ください。
日 時:【上】6月17日(土曜日)、【下】6月18日(日曜日)
いずれも午後2時~(90分程度)(開場は午後1時30分)
講 師:濱﨑礼二(当館副館長)
会 場:宮城県美術館 講堂
定 員:各回150名 ※要事前申し込み
申込方法など詳細は、令和5年度みやぎ県民大学のご案内をご覧ください。
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